子育て世代にリビング横の和室がおすすめなワケ|茨城の注文住宅実例を紹介
マイホームづくりでは和室をつくるか悩む方が多いですが、これから子育てに取り組むご家庭ではメリットが大きいのでおすすめです。
特にリビング横の和室は育児・家事ともに活躍してくれる便利な間取りアイデア♪
今回は実際にリビング横の和室がある注文住宅実例を見ながら、メリットや注意すべき点を解説していきます。
子育て世代にリビング横の和室がおすすめなワケ
・家事と育児を両立しやすい
人生の中で最もパワーを使う子育て期間は、家事と育児の連携・効率化が重要です。リビング横に和室があると、お昼寝や遊び中のお子さんを見守りながらスムーズに家事をこなせるので大助かり♪
特にキッチンでのお料理中もお子さんの様子が分かりやすいため、家事の効率がかなりアップします。布団を敷くだけで赤ちゃん期のベビーベッド替わりにもなり、授乳やおむつ替えをしやすいのも子育てで助かるポイント。
・転んでもケガをしにくい
フローリングよりクッション性が高い畳の床は、よちよち歩きの赤ちゃんが転んでもケガをしにくい点も子育てに向いています。ベビーサークルや襖でエリアを限定すれば、立ち歩きやはいはいの練習場所にもピッタリ。
畳の間取りは基本的に大きな家具を置かないため、転んだ先に尖った角がないのも安心できるポイントです。
・畳が汚れても表替えできる
赤ちゃんや小さなお子さんが居ると、食べこぼしやお絵描きのはみ出し、おもちゃの落下などでどうしても床に汚れやキズが付きやすいですよね。フローリングだと20~30年ガマンしながら使い続けることになりますが、畳は汚れたら新品に替えやすいのが特徴です。
畳にペンやクレヨンで落ちない汚れがついてしまったら、い草を裏返して新品状態にすることができます。食べこぼしなどでニオイや汚れが付いたときは、1枚数千円で新品に表替え可能。
表替えのサイクルが6~7年なので、子育て期の一番汚れやすい時期を乗り切ったら新品にするのも良いですね。
・幼少期の寝室になる
子供部屋が必要ない赤ちゃん~幼少期は、和室があるとパパママと一緒に眠る寝室にできるのも便利です。布団を敷くだけで対応できるので、お子さんがある程度大きくなってからベッドを購入すればムダがないのもgood♪
お子さんが熱を出したときリビングから見守れるのも意外なメリットです。
・子供が成長しても多目的に使える
子育て期に大活躍するリビング横の和室ですが、お子さんが大きくなっても家事や在宅ワークなど便利に使えるのでムダになりません。
アイロンがけや洗濯物の整理にも使えますし、来客時の応接間や寝室になるのも助かります。フローリングにしてリビングとつなげて、広い居住スペースにするのも一つの選択肢です。
リビング横和室のある注文住宅実例
対面キッチンの縦長LDKに和室をつなげて、さまざまなライフスタイルに対応できる多目的スペースに。
対面キッチンでのお料理中もお子さんを見守ることができ、家事と育児を両立できるレイアウトです。
襖をオープンにすればリビングの開放感と明るさがアップし、4.5畳あるので子供部屋・幼少期の寝室などにも対応できます。洋室になじむ襖デザインをチョイスし、和洋の違和感もなくマッチしています。
和室とフローリングはフラット仕上げで、お子さんが巣立ったあとに洋室化もしやすい仕様です。襖と障子を交換して枠のカラーを変えれば、大掛かりな工事なく洋間に変更できます。
新築和室で知っておきたいこと
・部屋干しは避けた方が良い
い草を原料とする畳や紙を使用する障子・襖がある和室は湿気を吸い込みやすいため、洗濯物の部屋干しをする際は注意が必要です。
フローリングの洋間より吸放湿性に優れる和室は洗濯物が乾きやすいという意見も多いですが、カビが生えやすい場所でもあります。特に畳はカビが発生しやすく、ダニの発生と合わせて健康被害につながるケースも。
できるだけ和室での部屋干しは避け、どうしても干したい場合は除湿器と併用するなど工夫をしましょう。
・畳/襖/障子はメンテナンスサイクルが早い
一般的な洋室のフローリングやドア・引き戸とくらべると、和室の畳・障子・襖はメンテナンスサイクルが短い点も把握しておきましょう。
メンテナンス期間の目安 | |
フローリング張り替え | 20~30年 |
畳表替え | 6~7年 |
畳新調 | 15年 |
床面を例に挙げると、フローリングの張り替え目安が20~30年に対し、畳は6~7年でい草が傷んでくるため表替えの目安になります。表替えや張り替えは数日間かかるケースもあり、手配の手間や使えない期間があることは把握しておきましょう。
ただしメンテナンスサイクルが早い分1回にかかる費用は安く、定期的に新品の気持ち良さを味わえるのは畳や襖のメリットです。無理に長く使うとカビやダニの温床となるケースもあるため、適切なタイミングでメンテナンスしましょう。
・重い家具やベッドは置きにくい
クッション性がある畳は重量物を置くと凹んでしまうため、基本的に家具やベッドは置かないものだと考えておきましょう。長期間重たい本棚やベッドなどを置いてしまうと、表面のい草だけでなく内部の畳床が変形してしまい、余計なコストがかかります。
凹み防止シートや面積が広い板を置く手もありますが、どかしたときに色の差が出てしまうのであまりおすすめはできません。
リビング横の和室をつくる際はしっかり収納もつくり、大きな棚や家具を置かなくても暮らしやすいように設計しましょう。
・老後はフローリングの方が暮らしやすい
足腰が弱ってくる老後は畳の和室よりフローリングの方が暮らしやすいシーンが多いため、将来的に洋室化することも視野に入れておくと良いでしょう。
特に介護が必要な時期になると、畳に直接座ったり寝たりするより、ベッドや椅子の方が動作はラクになります。畳よりフローリングの方が車椅子も使いやすいです。
このようなライフスタイルの変化を見据えて、リビング横の和室を将来洋室化しやすい状態にしておくのがおすすめです。例えばリビングのフローリングと畳をフラットにしておけば、あとで洋室化したときバリアフリー仕様にすることができます。
・将来売りにくいケースが多い
転勤に伴う引っ越しなど将来家を手放すことになったとき、和室があると買い手が付きにくいケースが多いようです。
前述したようにリビング横の和室は子育てシーンでは大活躍してくれますが、すべてのライフスタイルにマッチしないのが主な理由です。対策として上で挙げたようにフローリング化しやすい設計にしておいて、リーズナブルにリフォームしてから売却するといった手があります。
ご家族でずっと暮らすなら問題ないポイントですが、転勤や移住の可能性があるなら把握しておきましょう。
まとめ:意外と便利な和室でラクラク子育てライフ♪
最近は新築で見かけることが減ってきた和室ですが、子育て期のご家族にはおすすめの選択肢です♪子育て・家事に大活躍するリビング横の和室を上手に活用してみましょう。
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