子育てから老後まで住みやすい家のつくり方|注文住宅の間取り実例【茨城】
住みやすい家の条件はさまざまですが、住宅寿命が伸びている令和時代は、子育て期から老後まで長期スパンでの対応が求められます。
特に高齢化が進むこれからの日本では、人任せではなく自分で生活を守ることが必要になるかもしれません。
今回は住みやすい家づくりというテーマで、子育て期・老後それぞれの間取りの考え方を解説します。
暮らしやすさのアイデアや工夫を盛り込んだ注文住宅実例も写真で紹介しますので、マイホームづくりの前にぜひチェックしてみてください。
住みやすい家とは?
住みやすい家の条件は人によって変わりますが、ストレスを感じず快適に暮らせる家を目指すのが基本となります。
注意しないといけないのは、大きな欠陥だけでなく、ちょっとしたことの積み重ねが大きなストレスにつながるという点です。「コンセントが足りない」「洗濯物を運ぶのが重い」といった少しの不満があるだけで、住みやすい間取りにはなりません。
こうした細かいストレスの原因を排除するのは根気がいる作業ですが、住みやすい家を目指すなら避けては通れない道です。先輩たちの良い間取り事例を参考にしながら、効率的で暮らしやすい間取りを考えてみましょう。
事例で見る住みやすい人気の間取り
実際に建てた注文住宅事例の中から、効率的な暮らしにつながる人気の間取りをピックアップしました。
・ウォークスルークローゼット
身体ごと入れるウォークインクローゼットに扉を2つ設け、通路の機能も持たせたウォークスルーにした間取りです。行き止まりが無くなることで回遊性がアップし、移動の途中でモノを出し入れできる便利な収納をつくれるのが特徴。
・畳小上がり
リビングなど広い間取りの中に設ける畳小上がりは、解放感を損なわず畳スペースを得られる間取りアイデアです。一段高くなっているためフローリングのホコリが気にならず、お子さんの遊び場や洗濯物を畳む場所にもピッタリ♪
和室をつくるのが難しいけど畳は欲しい、といった時に活躍してくれる間取りです。
・オープンキッチン
リビング側に向けた開放的なオープンキッチンは、作業効率・デザイン性ともに優れる人気のレイアウト。お料理中もお子さんを見守りやすく、レイアウトによっては複数人での作業もしやすいです。配膳効率も良いので、お子さんがお手伝いを覚えやすいのもgoodポイントです。
・シューズクローク
住まいの悩みとして挙がることが多い、玄関の狭さと収納不足を解消してくれる間取りです。土間続きのシューズクロークなら傘やレインコート、お子さんのおもちゃやスポーツ用品なども気兼ねなくしまえるのがgood♪
・LDK中心の動線
廊下をなくしてLDKから各部屋に行ける動線をつくると、ムダなスペースをなくして効率的に移動できる間取りになります。住まいの中心であるLDKを起点に最短ルートを選べるため、家事効率が高まるのはうれしいですね。
・リビング階段
LDK中心の動線と相性が良いリビング階段は、利便性・デザイン性ともに優秀な間取りアイデアです。上の写真のようにLDKのおしゃれなアクセントになり、キッチンから2階へのアクセスもスムーズです。
・広いバルコニー
洗濯物が多い子育て期の家族には、たくさん洗濯物を干せる広いバルコニーは重宝する間取りですよね。
梅雨の晴れ間など一気に洗濯物を片付けたい日も、重なりを気にせずのびのびと干すことができます。
住みやすい間取りのつくり方
具体的に住みやすい間取りを考えるための、基本的な考え方をまとめました。わかりやすいように子育て期・老後の二つの時期に分けましたが、どちらのライフスタイルにとっても重要なことになります。
【子育て期】
・効率的な家事動線を考える
家事動線は最近耳にすることが増えた言葉ですが、家事をこなす際の移動ルートのことを指します。家事動線が短くスムーズな間取りは、時間の短縮や負担の軽減につながります。
例えば洗濯機からバルコニーが近いと、濡れた洗濯物を持って移動する距離が短くなりラクちんですよね。同じようにそれぞれの家事に伴う移動ルートを効率化できれば、毎日の家事負担を軽減できます。
・子育てと家事を両立する
お子さんの誕生や子育てを機に住まいを建てる場合、子育てと家事の両立も重要なテーマです。家事動線が良くても、キッズスペースから遠いと目が離せない幼少期は心配ですよね。
リビングを見渡せる対面キッチンで見守りながらお料理できるようにしたり、畳スペースのお昼寝タイム中に隣で洗濯物を畳んだり。無理なく家事と育児を両立できるように、視界や距離を考えてみましょう。
・十分な収納を確保する
成長とともに持ち物がドンドン増える幼少期のお子さんが居る場合、たっぷり収納を確保することも大切です。収納が不足するとリビングや居室にモノがあふれ、移動やお掃除を妨げてしまいます。生活感があふれて、せっかくのデザインも残念な印象に…。
子育て期の収納量は、今あるアイテムに加えてお子さんの成長に対応できる余裕を設けましょう。特にお子さんの収納は内部を作り込まず、ライフスタイルの変化に合わせてカスタマイズできるようにしておくのがおすすめです。棚をつくるときも、可動レールなどを活用して移動できるようにしておくと便利です。
・回遊性を高める
キッチンや洗面所など、行き止まりになることが多い間取りをつなげてあげると回遊性がアップしてとても暮らしやすくなります。ぐるりと一周できる間取りは、お子さんの新しい遊びにつながり成長をサポートできるのも魅力♪
行き止まりで引き返すムダな動作が減るため、上で紹介した家事動線の効率化にもつながります。ドア一枚でとても暮らしやすくなるコストパフォーマンスの良い間取りアイデアなので、積極的に活用してみましょう。
【老後】
・必要な間取りを1階にまとめる
階段のある2階建ての場合、水回り・リビング・寝室など必要な間取りを1階にまとめておくと老後も暮らしやすくなります。
日本の住宅だとホームエレベーターの設置は現実的ではありませんので、1階で生活が完結する間取りが理想です。
水回りがまとまり生活動線も短くなるので、子育て期の暮らしやすさにもつながります。
・ドアや廊下の幅を広くとる
玄関や各居室へのドア、部屋を結ぶ通路は、なるべく広めにとっておくと老後の暮らしに有利です。普段出入りしやすいのはもちろん、介護が必要になったときもリフォームせずそのまま暮らせます。
特に玄関は将来を見据えて、広めに作っておくのがおすすめです。車いすが必要になっても対応しやすいですし、収納もたっぷり作れるので若い世代の方も使いやすい玄関になります。
・段差を減らす
最近の住まいはバリアフリー設計が基本ですが、もう一歩踏み込んで玄関アプローチなどトータルで段差を減らすとさらに安心です。玄関の上がり框をフラットにするのは難しいですが、高低差を少なくしておけば将来リフォームでスロープ化しやすくなります。
段差の少ない暮らしはお年寄りだけでなく、まだうまく歩けない小さなお子さんにとってもメリットがあります。転倒で大きなケガをしないよう、外から内側まで段差の少ない間取りに仕上げましょう。
・手すり設置できるようにしておく
足腰が強い若い世代の方でも、住まいのさまざまな場所に手すりを後付けできるようにしておくのがおすすめです。
階段は手すりを付けるのが基本ですが、足腰が弱る老後は玄関・廊下・トイレなども手すりが必要になります。このような場所は石こうボードではなくベニヤの下地を入れておくことで、将来ビス止めだけで手すりを設置できます。リフォーム費用を抑えることができますので、主要な場所に活用してみてください。
まとめ:こだわりの間取りプランで住みやすいマイホームを♪
令和時代の住まいづくりは長期スパンで考えて、子育てから老後まで長く快適に暮らせる間取りに仕上げましょう。
ちょっとしたコツやアイデアを上手に採り入れ、ライフスタイルに合わせた住みやすい家を考えてみてください♪
茨城県でマイホームをご検討の際は、わたしたちエーベンハウスにもぜひご相談ください。
家事動線に優れる「ママフレハウス」、効率的なワンフロアの「平倭の家」など、豊富なラインナップでさまざまなライフスタイルにピッタリな間取りをご提案します。
ここでご紹介した以外の施工事例も公開していますので、こちらも参考にどうぞ♪
茨城県内には二階建て・平屋それぞれのモデルハウスもご用意しています。実際の間取りアイデアやデザインを体感できますので、住まいづくりにお役立てください。
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