茨城に新築したい梁を見せるおしゃれな平屋
一戸建て住宅の1住宅あたりの敷地面積の平均が全国で一番広い茨城県は、首都圏でありながら平屋を建てられる環境に恵まれています。
首都圏での平屋を建てたくても、敷地面積不足であきらめるケースが多い状況と比較すると、平屋の新築を検討される方が多いことと思います。その際には平屋をおしゃれにする見せる梁のある平屋にしませんか?
目次
茨城県の新築一戸建てを平屋にしやすい理由
平屋には、周辺の自然と融合した暮らしができる・ワンフロアで完結する動線が家事負担を軽減する・コミュニケーションが自然に生まれ家族の愛情が育まれるなど、数えきれないほどの良さがあります。子育て期から高齢になるまで、人生のどのタイミングにおいても暮らしやすさが続くことも大きな魅力です。
ただ、平屋には周辺環境の条件が調っていないと、日当たりや風通し、プライバシーが確保できないという難しさがあります。密集した住宅地に室内環境が快適な平屋を建てるなら、2戸分の敷地が必要になるかもしれません。
しかし、首都圏の多くは土地の価格が高額である為、住宅用の敷地と言えば狭小地が多い状況です。なかなか平屋が建つような敷地を、一般的な予算で購入できません。
一方、茨城には、豊かな自然に恵まれ、隣家との距離が充分にある土地が豊富にあります。平屋を快適な家にできる環境を備えた土地です。
住宅あたりの敷地面積は394.97平方メートルで全国一広い
一戸建て住宅の1住宅あたりの敷地面積は406.30平方メートルで、全国平均の259.68平方メートルを146.62平方メートル上回っており、同じく全国一位となった。
引用:茨城県庁 平成30年住宅・土地統計調査結果の概要:調査結果の概要2
そして梁を見せる平屋には、家の中の雰囲気をおしゃれにする効果と、勾配天井との組み合わせで室内環境をより良くする効果があります。
梁を見せる天井と見せない天井
梁は柱と同じく住宅を支えている骨組みの一部です。大梁は柱と柱を繋いで家の重さを支え、地震の揺れに抵抗します。小梁は大梁と大梁を繋いで床や屋根の荷重を支えます。
これらの構造部を見せる仕上げと見せない仕上げとして大壁仕様、真壁仕様という壁の納まりによる分け方もありますが、空間に梁を見せるか見せないか、梁をどのように見せるかという違いは、天井の仕上げによって変わります。
平天井
平天井とは小屋裏を見せない平らな天井です。真壁仕上げの和室の天井は、梁と梁の間に天井材を入れて、クロスを貼り、凹凸の少ない梁の見える平天井に仕上げられていることがほとんどです。
一方、モダンな雰囲気の部屋の平天井で梁を見せる場合には、梁を囲う天井材を使わず、立体的に梁を見せるという手法が使われる傾向にあります。
勾配天井
勾配天井とは、切妻屋根などの屋根の傾斜を活かして小屋裏空間を見せる天井です。この空間と見せる梁の組み合わせが、開放感のあるおしゃれな雰囲気を生み出します。
また、平屋には高い位置の窓と言っても、吹き抜けのある2階建てのような位置には設けられません。ただ、勾配天井であれば、平天井よりも高い位置に窓を設けられます。
高い位置からの陽射しは光を採り込む時間帯が長いので、長時間明るさを届けてくれると同時に、時間帯による光の陰影の移り変わりを楽しめる部屋にしてくれます。
見える梁と見せる梁の違い
梁あらわしと言われる構造部を見せる梁は、言い換えれば構造部が見える梁です。つまり、好きな場所に設ける訳ではなく、住宅の最も重要な部分を見せて、内装の雰囲気向上に役立てるという手法です。
一方、梁を見せる方法にはもう一つの方法があります。飾り用として化粧梁を設ける方法です。
飾り用の梁は、住宅の耐震性には関わりのない梁なので、間取りや内装、設置予定の家具や家電の位置に合わせて、自由な位置に取り付けができます。
また、梁にレールを取り付けスポットライトや、ペンダントライトを取り付ける場合、化粧梁は内部を空洞にもできるので配線を中に通せます。
ただ、なくてはならない構造部の梁と違い、化粧梁は飾り用なので、高級な樹種の無垢材を多数使いたいというような場合は、その分の建築費が嵩みます。構造部の梁を見せるのであれば、梁用の支出をしなくても、無垢材の梁を見せることができます。
小屋裏空間と見せる梁を組み合わせる場合の注意点
平天井で梁を見せる場合、梁を見せても見せなくても天井の高さは変わらないので、室内の空間が拡がることはありません。一方、小屋裏空間と組み合わせる場合には、空間が拡がるので、十分な断熱性と気密性を備えた家であることが求められます。
断熱性と気密性が高い家では、空間が拡がるほど家の中の空気が繋がるので、少ないエネルギーで家中に暖かさ涼しさが循環します。一方、断熱性と気密性が充分にない家では、空間が拡がるほど暖かさ涼しさが拡散し、室温の維持がし難くなってしまいます。
暖かさ涼しさが拡散する状態で、快適な室温を維持しようとすれば、光熱費が嵩みます。小屋裏空間と組み合わせる梁あらわしのある家で、冷暖房の効率を低下させない為には、住宅の断熱性と気密性が必要です。
茨城の見せる梁を採り入れた平屋の施工事例
茨城の工務店エーベンハウスが建築する平倭の家は、国産の無垢材でつくる平屋です。平倭の家の見せる梁は、構造部の無垢材の美しさが室内を彩る梁です。
暖かさと温かみのある平屋(高断熱×自然素材) シリーズ/平倭の家
南側には深い軒が設けられています。夏の日射を遮蔽すると共に、無垢材の軒天が平屋の外観に、落ちつきのある高級感を演出しています。
見せる梁とフローリングがウォールナット色に統一された贅沢で、洗練された雰囲気のリビングダイニングルームです。勾配天井を活かした空間が、ゆったりした面積のリビングに縦へのも拡がりを感じさせます。
リビングの続き間には畳の小上がりが設けられています。子育て中には子どもを昼寝させり、遊ばせたりできるので重宝します。
リビングの一角には仕切り付きのコーナーが設けられています。ユーティリティルームやワークスペース、子どもの勉強コーナーなど、様々な用途に使えます。
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>>>暖かさと温かみのある平屋(高断熱×自然素材) シリーズ/平倭の家
自然素材の香りと広大な景色を堪能する家
避暑地で暮らすような心地よさを感じる家です。無垢材の勾配天井と梁が、白い塗り壁と美しく調和しています。
目の前に広がる広大な景色を堪能するために配置した大開口サッシからは、たっぷりと光が注ぎます。窓を開けると爽やかな風が抜け、そこから見る景色が安らかな気持ちにしてくれます。
リビングの一角に設けた造作デスクとキッチンの間には、無垢材の格子が設けられています。格子は緩やかに視線を遮り、空気の循環を妨げません。
明るすぎず、程よい光が入る縦すべり出し窓とブラケットライトの組み合わせが、陰影のあるくつろぎの空間を生み出している寝室です。
左手に見える格子は、光と風は通し、通りからの視線を遮ると共に、平屋の外観デザインのアクセントにもなっています。
玄関から広々としたリビングに直結できる間取りです。メイン寝室にはウォークインクローゼットとプライバシーを確保できる格子付きのテラスが設けられています。
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>>>自然素材の香りと広大な景色を堪能する家 シリーズ/平倭の家
茨城には「平屋を建てる条件の調った土地」を見つけやすい魅力があります。茨城で快適に暮らせる気密性の高い木の家での家づくりを検討されませんか?自然素材を使った注文住宅を検討される際は、いつでもお気軽にご相談ください。
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エーベンハウスは日本の木、茨城で育った木で家づくりをする工務店です
無垢材には、見た目や触感の心地良さだけではなく、快適で安全な家を支える建材としての特性があります。室内の湿度を調え空気環境を向上させ、陽射しの眩しさを和らげます。
木造住宅は寿命が短いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは家の建て方によって大きく変わります。エーベンハウスは子や孫の代まで安心して暮らせることをコンセプトに無垢材の家を建てています。
ぜひモデルハウスにおいでください。無垢の木でつくるの家の魅力を実感していただけます。