1階寝室の間取りの良さを活かす茨城の2階建て

1階寝室の間取りの良さを活かす茨城の2階建て

2階建て住宅で1階に寝室を配置する間取りには、平屋の良さの一部を2階建て住宅に採り入れられる魅力があります。ただ、同時に2階寝室とは違った注意点も出てきます。

家族構成や敷地の広さ、敷地周辺の環境を考え併せた上で、1階に寝室の間取りにするか、2階に寝室を配置するのか、和室にするか洋室にするかを決めていきましょう。

1階に寝室を配置する間取りには、階段を使わずに寝室に行けるという良さがあります。その良さを得られるということは、「平屋の暮らし」と、「風と光が家中に届きやすい2階建ての魅力」を兼ね備えた家にできるということでもあります。

子育て期を暮らしやすくする1階に寝室の間取り

子育て期を暮らしやすくする1階に寝室の間取り

家を建てるタイミングにもよりますが、子育てに備えて家を建てるというご夫婦にとっては、1階に寝室がある間取りの家は、妊娠期から高齢になるまで、暮らしやすさが続く家です。

1階に寝室という間取りが暮らしやすさに繋がる場面とは、どのような時期に生まれるのでしょうか?

妊娠期のリスクを回避

妊娠中には運動をした方が良い時期と、危険な移動は避けた方が良い時期があります。その為、時期によっては、階段の昇り降りが体の負担や事故に繋がります。1階に寝室があれば、そのリスクが避けられますし、病院に行く際にもすぐ玄関に行けます。

こどもの階段事故を防止

家の中で最も事故が多い場所は、子どもでは階段、高齢者では浴室と階段です。高齢者の浴室での事故はヒートショックが多くを占めることを考えると、物理的な事故は高齢者も階段であると考えられます。

乳幼児の事故の発生場所は家の中が約7割であり、転ぶ・落ちることによるケガが多く起こっています。医療機関の受診が多かった発生場所は、家の階段、ソファ、椅子、フローリング、ベッドなどでした。

事故、ヒヤリ・ハット事例 階段を降りて行こうとして、階段の一番上から転がり落ちた(1歳)。

引用:東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

もちろん、2階建ての家では新築時に安全な階段を設計することが基本ですが、子育て中には階段の昇り降りの階数を減らせるに越したことはありません。

子育て期の家事負担が減る

日本には、早くから子どもを独立させる欧米とは違い、子どもが就学するまでは常に見守るという子育て観があります。その為、それまでの期間は親子が川の字になって就寝するというご家庭が多いのではないでしょうか?

少し古い情報ではありますが、2017年に東京ガスが行った子ども部屋調査では、小学生までは子ども部屋があっても両親の寝室で就寝するという子どもが半数以上いました。それを考えると、階段の昇り降りが危険な乳幼児の時期には、さらに多くの子どもが両親と一緒に就寝していると考えられます。

「寝る部屋」について聞いた別の設問でも、小学生では、子ども部屋があっても、そこで寝るのは半数以下となっています。小学生のうちは、パパかママと一緒に寝たいという子どもが多いようです。

引用:東京ガス ウチコト 【実態調査】子ども部屋はいつから必要? 一人部屋のメリット・デメリットとは【東京ガス都市生活研究所】

このような生活形態である場合、子どもの衣類なども両親の衣類といっしょに、寝室に収納しておくことと思います。

子どもが乳幼児の時期には、入浴準備や朝晩の着替えの為に、2階に子どもの衣類を取りに行く→1階で着替えさせたり入浴させたりする→寝かしつけの為に2階に行くという一連の家事の中から、階段での移動が省かれ、家事負担が軽減されます。

ただ、この問題に関しては、脱衣室を広くとったりランドリールームを設けたりして、子どもの下着やパジャマを収納しておくという間取りの考え方もあります。家族構成や敷地の広さに合わせて、最適な間取りを選ぶことが大切です。

ライフステージの変化に対応しやすい1階に寝室の間取り

平屋で暮らしたいと考える人の中には、高齢になった時に階段を昇り降りしなくても暮らせる家にしたいという想いを持つ人もいます。実際に高齢になると、2階の部屋を使わなくなってしまうというケースも少なくないようです。

ただ、高齢になった際に、寝室が1階にあるだけで、2階建ての家であっても、階段の昇り降りの負担はかなり減らせます。水回りと寝室が1階にあれば、1階で生活が完結できるからです。

新築時に安全な昇り降りに配慮した勾配や、幅の階段が設計されていれば、2階の部屋も長く使えますが、加えて、1階に寝室があれば、高齢になり階段の昇り降りが辛くなった時にも安心です。

敷地条件によってはデメリットが生まれる1階寝室の間取り

密集した住宅地

密集した住宅地で1階に寝室の間取りにする場合、暮らしにくさが生まれてしまう可能性があります。

騒音で睡眠が妨害される

1階と10階以上などならともかく、1階と2階で外部からの騒音がそれほど変わることはないのでは?という意見もあると思います。ただ、通りからの車の走行音や、隣家からのエアコンの室外機の音などは、1階の方が室内に響きます。

新築時の対策としては防音性の高い窓にしておくという方法が挙げられます。ただ、窓を開ければ騒音は入ってきてしまうので、気候の良い季節に心地よい風を楽しむというような事ができません。

プライバシーが確保し難い

これは平屋にも同じことが言えるのですが、通りや隣家との距離が近い場合には、外部からの視線が気になる寝室になる可能性が高いです。陽射しや風を採り入れたくても、プライバシーが確保できないのでシャッターを下ろしたままにしているというような寝室になってしまいます。

これらの問題を解決する為には、隣家や通りとの距離をとれるだけの広い敷地と、静かな周辺環境が必要です。ただ、都心部では土地の価格が高額でそのような広い敷地を購入すれば、億単位の費用がかかってしまいます。

一方、茨城には都心部でありながら手頃な価格で土地を購入できる地域が数多くあります。

本県の総面積は約6,100平方キロメートルで都道府県の中では第24位ですが, これが可住地面積となると約4,000平方キロメートルで第4位にハネ上がります。可住地面積とは,総面積から林野面積と主要湖沼面積を差し引いた,人が住み得る土地をいいます。可住地面積の広さゆえか,1住宅当たりの敷地面積は420平方メートルで, 全国一の広さです。

引用:茨城県庁 政策企画部統計課 可住地面積-住宅の広さは日本一-

自然豊かな茨城には、窓をいっぱいに開けて、「季節の移り変わりを楽しめる1階に寝室の間取り」の家を建てられる条件が調っています。

風と光が家中に届きやすい2階建ての魅力

この事例を詳しくご覧に頂けます。
>>>空を切り取る家 シリーズ/ALBEROVIVACE

1階に寝室の間取りの良さを満喫するなら平屋の方が良いという考え方もあります。確かに敷地の広さと周辺の環境が調っている場合、平屋を選択するご家族も多いことと思います。ただ、2階建て住宅には平屋にはない魅力も多々あります。

吹き抜けで2階の窓からの景観や陽射しを楽しめる

2階の窓から見える空の景観を採り込み、リビングに彩りを添えることができます。晴れた日の青い空、雨の日の水滴、満天の星が輝く夜の空など、アウトドアリビングにいるような気分を味わえます。

また、日が射している時間帯が長い「高い位置からの陽射し」が届き、遅い時間まで1階の部屋も明るさが続きます。夏の日射遮蔽対策は必要ですが、冬は暖かさが届く時間帯が長く、暖房のサポートとしても役立ちます。

風通しが良くなる

吹き抜けは窓に高低差を作ります。対面の窓に高低差があると、風の通り道が立体的になるので、季節の風を楽しめるだけではなく換気の良い家が生まれ、夏は室内の熱が外部に排出されます。

2階建て住宅の1階に寝室を配置する間取りは、家全体の暮らしやすさに影響します。間取り計画では、家族構成とライフスタイル、そして敷地の広さや敷地周辺の環境をすべて考え併せた上で、どこに寝室を配置するかを決めていくことが大切です。1階に寝室という間取りにしたいけれど、どうかしら…?とお迷いの際にはお気軽にご相談ください。

無垢材で創る理想の平屋 平倭の家

茨城には「平屋を建てる条件の調った土地」を見つけやすい魅力があります。平屋と同じように、1階寝室の間取りの2階建て住宅にも最適な環境です。

茨城で快適に暮らせる気密性の高い木の家での家づくりを検討されませんか?自然素材を使った注文住宅を検討される際は、いつでもお気軽にご相談ください。

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エーベンハウスは日本の木、茨城で育った木で家づくりをする工務店です

無垢材には、見た目や触感の心地良さだけではなく、快適で安全な家を支える建材としての特性があります。室内の湿度を調え空気環境を向上させ、陽射しの眩しさを和らげます。

木造住宅は寿命が短いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは家の建て方によって大きく変わります。エーベンハウスは子や孫の代まで安心して暮らせることをコンセプトに無垢材の家を建てています。

ぜひモデルハウスにおいでください。無垢の木でつくるの家の魅力を実感していただけます。

エーベンハウス建築事例集

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    EBEN HOUSE エーベンハウス 編集部 EBEN HOUSE エーベンハウス 編集部

    本当の本物の住まい造りを信念にお客様にとってなにが本当に良いものかを常に考え、安易に新しい工法、新しい建材を取り入れず、本物の無垢材の品質を高め、地産地消をモットーに国産材を使用し永く安全に快適に暮らせる住まいを提供していきたいと考えています。

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    茨城県知事許可 第030673号

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