和室の使い方アイデア集│新築で和室を取り入れるか迷っている人へ
「和室は必要かな…?どんな使い方があるか知りたい!」
間取りを考える中で、和室の有無について悩む人もいるでしょう。
実は、和室は「多目的に使えすぎる」ため使用方法に迷ってしまうのです。
畳敷きの和室は、子供が遊ぶスペースから仏間まで、普段使いから来客まで、本当になんでもできる場所なのです。
逆に目的を決めておかないと中途半端なスペースになってしまい、使い勝手の悪い部屋になる可能性もあります。
本記事では、和室の使い方を5つ提案しているので、どんな風に和室を使うか迷っている人はぜひ参考にしてください。
- 和室を活用するアイデアが「5つ」分かる
リビング横のスペースとして
和室を便利に使いたいときに取り入れたいアイデアは、「リビングの横に和室を配置する」ことです。
家にいる時間の多くを過ごすLDKの近くに和室があれば、複数のメリットを享受することができます。
子供が安全に遊べる
和室の畳はフローリングに比べると柔らかく、子供が転んでもケガになることが少ないです。「子供が安全に遊ぶ場所」として最適な場所になります。
さらに、リビングの近くに和室があれば、大人がリビングでくつろいでいるときでも、キッチンで洗い物をしているときでも、視線を上げれば子供の様子をうかがえるので、気持ちの面でも安心です。
和室に付属することの多い押入れを収納として活用すれば、子供の遊び道具が散らかる心配も少なくなります。
押し入れを設置しない場合は和室の一部を板の間にすると、収納家具を置いても違和感が出ないので検討してみてください。
洗濯物を畳むスペースにも
「洗濯物を効率的に畳む」ためには広めのスペースがあると嬉しく、和室はちょうどよい広さを持っています。
畳は家具を置くことが少なくホコリも溜まりにくいので、タオル類を置いても衛生的に気になりません。
外から取り入れた洗濯物を次々に放り込み、広いスペースで洗濯物を畳む場所としておすすめです。
リビングが広く見える
LDKと隣接させることで、「リビングが広く見える」効果もあります。
直線上に配置すれば奥行きが広く見え、L型に配置すれば回遊する動線を演出できて開放感を感じられるでしょう。
小上がりで変化をつける
和室を「小上がりにする」ことで、LDKの一角の高さに変化を持たせることができます。
腰掛けてソファのように使うこともできますし、そのままゴロンと寝転がってくつろぐスペースにもなります。
小上がりの下部を収納に使えたり、高さがある分和室にホコリが進入しにくいといったメリットもあります。
セカンドリビングとして利用
和室をメインのリビングから切り離して「セカンドリビング」として利用することもできます。
例えば2階の部屋のうち1室を和室の仕様にして、誰が使ってもよい部屋として設定するのです。
リラックススペースに
家族で団らんする時間は楽しいものですが、お気に入りのドラマを見るときなど、「一人きりでリラックスする時間」も設けたいものです。
セカンドリビングとして設けた和室にテレビを置く場所を確保すれば、メインのリビングでは家族がバラエティ番組を見て、和室で好きなドラマを見るといった使い方ができます。
ちょっと一眠りしたいときも、リビングでは子供が騒いでいて、ベッドも入浴前の使用は抵抗が生まれます。
切り離された和室なら、騒がしさから離れながらの一休みが可能です。
遊び心をプラスする
リビングに隣接する和室は来客時には見られてしまうので、趣味を前面に押し出した壁紙は使いづらい面があります。
セカンドリビングとしての和室なら、「いくら趣味に染めても来客に見られることはありません」。
マンガをたくさん置いてくつろぐスペースにしてもよいですし、楽器を置いて演奏するための部屋にしてもよいでしょう。
小さめの、趣味を詰め込んだ和室にコタツを置いてくつろいでしまうと、離れられなくなる恐れもあるので注意しましょう。
将来は子供部屋に
セカンドリビングとして活用した和室も、子供が大きくなったときには「子供部屋として利用可能」です。
押入れを設置していれば布団を収納して学用品も収めることができ、コンパクトな部屋でも子供部屋として成立します。
一人部屋が必要なのは中学校から高校の一時的なものと捉えて、基本的にセカンドリビングとして設計して一時的に子供部屋に転用するのもひとつのアイデアです。
寝室として利用
原点に戻って、「寝室として利用する」のもおすすめです。
洋室にベッドで寝る人が多いですが、旅館に行って畳に布団で寝るととても気持ちがよいものです。
単純に気持ちがよい他に、寝室として和室を利用するメリットは2つあります。
ライフサイクルに合わせられる
和室の強みのひとつは、「布団を増減することで一緒に寝る人の数を簡単に変えられる」点です。
夫婦だけのときは1~2枚、子供が生まれたり子供が増えたときには布団の枚数を増やしていけば大人数でも一室で寝ることができます。
子供が大きくなって子供部屋で就寝するようになれば、布団の数を減らせばよいでしょう。
布団は収納できる
ベッドであれば起床後も置いておくしかありませんが、和室+布団の場合は「押入れの中に布団をしまう」ことで、多目的に使えるスペースになります。
増減、収納といったフレキシブルな使い方ができるのは和室ならではです。
仏間として利用
「仏間を設けるために和室を作る」場合も多いです。
信心深い人やご先祖様を正式にお祀りしたい人は、仏壇を設置する向きや仏壇まわりの各種寸法や使用する部材、コンセントの位置などを指定する必要があります。
そこまでこだわらず、受け継いだ仏壇を置く場所が欲しい人であれば、寝室や客間としても使えるよう仏壇を隠せる収納スペースを設けるとよいでしょう。
来客用として利用
親や親戚、友人など「来客が宿泊するときにも和室は有効利用」できます。
先述したとおり普段は収納している布団を出せば、和室は宿泊できる場所に早変わりします。
注意すべきは光や音の漏れです。
リビングと和室が隣接している場合は、音や光が漏れてしまうので、来客用として使用する場合は引き戸やロールスクリーンなど、仕切りを準備しておくとよいでしょう。
宿泊用として使用しない場合でも急な来客があったときには、リビングの散らかったものを和室に放り込んでおくなど、仕切りがあると見せたくないものを隠すときにも役立ちます。
万能選手「和室」
和室が必要なのか迷っている人に向けて、和室の使い方についてアイデアをまとめました。
子供の遊ぶスペースにも来客の宿泊用にも、「和室はあらゆる使い方に適したフレキシブルな空間」です。
一方で設計段階で和室を作る目的を決めておかないと「使わない部屋」になる恐れがあります。
和室を作るか作らないかを議論するときは、具体的にどんな使い方をするのかを明確にしたうえで話し合うと結論が出やすいでしょう。
陽のあたる和室を体感
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平倭の家では、リビング横の陽が当たる気持ちのよい和室を体感することができます。
和室が必要か迷っている人は、まず気持ちのよい和室を体感してから結論を出してみましょう。
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