老後も暮らしやすい平屋間取りの考え方|茨城県の平屋注文住宅実例
階段がなくバリアフリーな平屋は老後を見据える世代の方に人気ですが、暮らしやすい間取りづくりにはコツが必要です。
なんとなく平屋を選ぶとかえって暮らしにくくなってしまうケースもあります。どのような暮らしを送るのかしっかりシミュレーションしながら間取りを考えましょう。
今回は老後も暮らしやすい平屋づくりの基本的な考え方を解説します。
- 老後暮らしやすい平屋づくりにはコツが必要
- 必要な物に手が届くジャストサイズを考える
- 動線や介護などバリアフリー以外のポイントにも注目
老後の暮らしにジャストサイズの平屋を
大は小を兼ねるとよく言いますが、住まいに関して言えばあまり当てはまるとは言えません。床面積が広いとお掃除や塗装などのメンテナンス手間・コストが増加し、固定資産税も余計にかかります。
お子さんが巣立ったあとの夫婦2人暮らしなど老後の生活を快適に送るなら、必要な物にサッと手が届くジャストサイズの平屋がおすすめ。
小さすぎず大きすぎない平屋の間取りは、ストレスのない快適な老後の暮らしをサポートしてくれます。
さらにこのあとご紹介する工夫を盛り込むことで、素敵な時間を過ごせる平屋マイホームになりますよ♪
老後も暮らしやすい平屋間取りの考え方
・開放感のあるリビング
コンパクトな平屋を建てるといっても、暮らしぶりまで小さくまとまる必要はありません。多くの時間を過ごしお客様も迎えるリビングは、実際の床面積以上の開放感がある気持ち良い空間を目指しましょう。
二階の床がない平屋建ては、屋根までの高い天井で大きく開放感をアップすることができます。高窓や天窓からたっぷり自然光を取り込むこともでき、明るく気持ち良いリビングになるのもメリット♪
お庭がよく見える大きな窓も、気持ち良いリビングづくりのポイントです。お庭づくりと合わせて、窓からの景色もコントロールしてみてください。
・夫婦それぞれのプライベートスペース
夫婦お互いに仕事を引退したあとはお住まいで顔を合わせる時間が増えますので、プライベートスペースの確保も大切です。長年連れ添ったご夫婦とはいえ、お互いの趣味に集中する自分だけの時間は重要ですよね。
個室の書斎をつくるのも良いですが、同じ空間で程よいプライベート感のある場所をつくるのもおすすめです。袖壁で簡単に区切ったデスクスペースなど、視線が交差しないだけでも意外と集中できる自分だけの場所になります。
ウッドデッキをアウトドアリビングにして、内外でそれぞれの時間を過ごすのもおすすめ。晴れた日はチェアを二脚並べて、ご夫婦でオープンカフェ気分も楽しめますよ♪
・コンパクトでスムーズな動線をつくる
ワンフロアが広くなる平屋は、生活に必要な間取りを効率的に並べてコンパクトな生活・家事動線をつくることも大切です。
極端な例ですが、洗濯機と物干し場が家の両端にあると、移動距離が増えて不便ですよね。こうした移動のムダを無くし効率的な動線を描けると、普段の生活がスムーズになり、老後の負担も軽減できます。
間取りができたら図面を見ながら、実際の生活をリアルにシミュレーションしてみましょう。買い物から帰ってきて食材を冷蔵庫にしまうとき、夜トイレに行くときなど、一つずつの行動にムダがないかチェックしてみてください。
・温度差がなく快適に過ごせる断熱性
屋根が近く大きな窓をつくることも多い平屋は、住まい全体の断熱性を確保するのも大切なポイント。
天井・壁・床の断熱材、断熱サッシなど保温層で住まいを包むと、お部屋ごとの温度差が少ない快適な平屋になります。空調が効いた部屋からほかの部屋に移動するときの不快感が減り、ヒートショック現象の防止にもつながります。
老後暮らす平屋を考える際は、私たちハウスメーカーの断熱性への取り組みもチェックしてください。
・ガーデニングなど老後の楽しみも用意
お仕事を引退して可処分時間が増える老後は、読書・スポーツ・ガーデニングなど生活に彩りを与える趣味や楽しみを用意することも大切です。
例えば読書が趣味の方なら、たまに気分を変えてウッドデッキで本を読めると良いですよね。自然に囲まれた郊外の広い土地なら、お庭を自分で開墾して畑や花壇にしていく作業も楽しめます。
平屋の暮らしやすさや安全性は確保したうえで、プラスアルファの楽しみ要素も盛り込んでみましょう。
・介護も見据えた通路や開口部幅
階段のない平屋は、将来介護が必要になったときもそのまま暮らし続けやすい間取りです。玄関やドアの幅を広めにとっておくと、さらに介護がスムーズになり安全で快適な生活につながります。
日本の尺貫法で建てると廊下の内法は780mm前後が基本です。しかし車椅子で通ると左右幅に余裕が無いので、800~900mmと広めに作っておくと介護しやすくなります。手すりを付けても余裕があるので、ほかの家族も生活しやすくなります。
トイレやお風呂など介助が必要になる場所の出入り口も、一般的なドア幅より広くしておくとスムーズです。
・車に乗り降りしやすい動線
老後は重い荷物運びなどもつらくなるので、車から玄関までスムーズに乗り降りできる動線も大切なポイントです。食材の買い出しシーンなどを考えると、車から玄関だけでなく勝手口への動線も近いとラクちんです。
車への乗り降りがスムーズだと、デイサービスの送り迎えが必要になったときも役立ちます。駐車場と玄関の位置関係、雨に濡れず乗り降りできるカーポートやスロープなど外構の計画も合わせて考えてみましょう。
・家族が泊まりに来たときの対応
お子さん夫婦やお孫さんの訪問やお泊りは、老後暮らしの大きな楽しみの一つ♪お孫さんに、「おじいちゃん・おばあちゃんの家は楽しい」と感じてもらえるような間取りを考えてみましょう。
畳のお部屋が一つあると、布団を敷くだけで客間になりお子さん家族みんなで泊まることができます。平屋の屋根空間を活用した小屋裏部屋やロフトは、お孫さんにとってワクワクする秘密基地のように見えるでしょう。
前述したウッドデッキやお庭でバーベキューをしたり、花火をしたりといったイベントも、素敵な思い出になるはず♪
暮らしやすい平屋間取りアイデア実例
・実例①
さまざまな時間を過ごすLDKは、気持ちの良い吹き抜けとたくさんの窓でいつまでも居たくなる快適な空間に♪
テレビやソファと離れた位置にデスクスペースを設け、同じ空間ながら夫婦お互いの時間を過ごせる工夫も。
キッチンから洗面所へのショートカットも設け、効率の良い家事動線も確保しています。
ひろびろとした玄関は二方向の動線を作ってデザイン性・利便性ともにこだわりの間取り。間口も土間も広いので、将来スロープ化もできますね。
実例②
LDKから各部屋に行ける廊下のない間取りを採用し、27坪とコンパクトながら効率の良い暮らしができる平屋です。
キッチンからパントリー・洗面所を通ってLDKに戻ってくる回遊動線を設け、家事効率もばっちり♪
まとめ
平屋建ては老後を見据える方に人気の間取りですが、少しの工夫で暮らしやすく快適な住まいに仕上がります。効率良く必要な物にサッと手が届くピッタリサイズの平屋で、快適&素敵なセカンドライフを実現しましょう♪
茨城県で平屋建てをご検討の際は、地元ハウスメーカーのエーベンハウスにご相談ください。茨城県産の無垢材でつくる「平倭の家」は、ご夫婦2人暮らし向けの1LDKプランもご用意しております。効率的な回遊動線や広々とした水回りなど、暮らしやすい間取りアイデアもおまかせ下さい。
実際に平屋の間取りを体感いただける自社モデルハウスもございます。マイホームのイメージづくりにお気軽にご活用ください。
〒315-0001 茨城県石岡市石岡13446−36
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