失敗を防ぐ新築間取りの考え方|注文住宅の打ち合わせのポイント
人生の中でもビッグイベントであるマイホームの新築ですが、いざ間取りづくりになると悩む方が少なくありません。新築の間取にまつわる失敗談も多く、数千万円も払うことを考えるととても怖いですよね。
そこで今回は、新築の間取りづくりで失敗を防ぐための、基本的な考え方を解説します。理想の間取りをつくるための打ち合わせのコツと、最後に実際の新築間取り実例もご紹介します。
目次
新築の間取りづくりは難しい
ほとんどの方にとってマイホームの建築は初めてのことですから、難しいと感じるのも無理はありません。どんなことも初めてのうちは失敗がつきものですが、高価な買い物である新築はそうも言っていられません。
間取りづくりの失敗を防ぐには私たちハウスメーカーのサポートも大切ですが、お客様ご自身の取り組み方のコツも大切になります。このあとご紹介する基本的な考え方を覚えていただき、理想のマイホームづくりの参考にしてください。
失敗を防ぐ新築間取りの考え方
どのようなデザイン・間取りでも、基本的な家づくりの考え方は同じです。失敗のリスクを下げ、スムーズに間取りを決めるためぜひ取り入れてみてください。
・今の家に対する不満を改善していく
新築間取りをゼロから考えていくのは大変ですから、まずは今のお住まいに対する不満をリストアップし、改善していくと失敗が少ないでしょう。今のお住まいが持ち家・賃貸・戸建て・マンションどの種類でも大丈夫です。
毎日の生活で感じている不満や悩みは、住みやすい家づくりのヒントになります。
- ・料理中に家族と会話できない⇒対面キッチンにする
- ・雨の日の洗濯物干しに困る⇒ランドリースペースをつくる
- ・子供の友達が来ているとリビングでくつろげない⇒セカンドリビングをつくる
上記のようにちょっとした悩みや不満、どんなことでもOKです。一つずつ掘り下げて対策していくことで、理想的な間取りを考えましょう。
・必要な収納量を計算する
家づくりの失敗談の中でも特に多いのが、収納不足による暮らしにくさです。新居の収納不足を防ぐために、どれくらいの収納が必要になるのかしっかり計算してから間取りを考えましょう。
- 今あるモノをリストアップする
- 新居で使うモノ、処分するモノを仕分けする
- 将来増える可能性があるモノを考える
- 必要な収納量を間取りの中で確保する
少し手間がかかる作業ですが、上記の順番で取り組めば収納不足の失敗を防ぎやすいです。特に要らないモノを処分するのが難しいポイントですが、「持っている理由を説明できないモノは処分する」などルールを決めると取り組みやすいです。
【関連コラム】⇒後悔しない新築収納の考え方|茨城県の家事ラク注文住宅実例
・ライフスタイルの変化を予測する
住まいは数十年使い続けるサイクルの長い設備ですから、お子さんの成長や老後のことなども考えて設計しなければいけません。若いときのことだけを考えてつくると、将来生活が変化したときに後悔するケースが多いです。
例えばこれからお子さんが誕生するご家庭の場合、赤ちゃん期はパパママと一緒に過ごせて、幼少期は独り立ちをサポートできるような間取りを考える必要があります。さらに就職や進学でお子さんが巣立ち、夫婦2人暮らしのことまで予測できればさらに暮らしやすい家になるでしょう。
・全体のつながりを考える
新築の間取りを考えるときは、必ず一つの部屋だけでなく全体のつながりや動線まで配慮しましょう。
例えばリビングのデザインだけを重視してレイアトを決めると、ほかのお部屋とのつながりが悪く暮らしにくい家になってしまいます。各部屋をつなぐドアや水回り設備の配置、収納や居室の位置など、全体のバランスを取ることが大切です。
朝起きて出かけるまでの一連の流れ、家事に関する動線などをシミュレーションして、ムダのないスムーズな間取りを考えましょう。
【関連コラム】⇒令和の家事動線間取りアイデア集|30坪家事ラクハウス実例
・図面で見えない要素にも配慮する
明るさや風通し、暑さや寒さといった図面や3Dパースでは確認できない要素も、いざ引っ越しが完了してから気づくことが多い失敗ポイントです。現物を確認できない注文住宅では特に難しい部分ですが、取り組みの工夫で失敗リスクを下げていきましょう。
- ・モデルハウスで広さや明るさのイメージを固める
- ・図面の方角や窓の外の見え方まで考える
- ・時間を変えて建築予定地を観察する
- ・断熱材やサッシの仕様までチェックする
「理想のイメージと注文住宅の仕上がりには必ずギャップが生まれる」という前提で、上記のような取り組みをすることが大切です。なるべくイメージと実際の間取りのギャップを小さくして失敗を防ぎましょう。
・土地探しとセットで取り組む
これから新築用の土地を探す方は、基本的に間取りづくりと同時進行しましょう。先に土地だけ買ってから間取りを考えると、建築制限や広さなどの問題で思い通りのプランが作れないケースがあるためです。
土地探しにも対応できるハウスメーカーを選ぶのも良いですし、土地の図面などをお持ちいただければ大まかなプランを考えることも可能です。どのようなパターンにしろ、土地の契約をする前に、「理想の間取りが実現できるか」という点を必ずチェックしてください。
【関連コラム】⇒東京にこだわらない注文住宅の土地探しなら茨城で
スムーズな間取り打ち合わせのコツ
・近くのハウスメーカーを選ぶ
新築の間取りができるまでには何回も打ち合わせを重ねていく必要があるため、なるべく近くでスケジュールを組みやすい施工店を選ぶのが良いでしょう。急にアイデアを思いついたときは、忘れないうちに打ち合わせするとイメージ通りの間取りに仕上げやすいです。
・予算を早めに決める
具体的な間取りプランを考える前に、土地や建物にかける総額の予算目安を決めるのも大切です。時間をかけて間取りを考えたのに、予算オーバープラン変更になってはかなりのタイムロスですよね。
いきなりお金の話をするのは気が引けるかもしれませんが、最初にどれくらいの予算で建てたいのかハッキリしていれば、そこに合わせて効率的に間取りを考えられます。予算に合わせて選択肢を絞り込めば選びやすいですし、結果的に家づくりの負担軽減にもなります♪
・時間の余裕を設ける
時間をかければ絶対に良い家になるとは言い切れませんが、スムーズな家づくりのためにはある程度の余裕が必要です。時間が足りないと打ち合わせや手続きがドタバタしてしまい、結局完成までの期間が伸びてしまうケースも多いです。しばらくの間は大変かもしれませんが、仕事やプライベートの時間を調整してなるべく定期的な打ち合わせの機会を設けましょう。
完成時期までの余裕を設けておくことも大切です。転勤や進学に合わせて完成希望時期があるなら、早い段階でスケジュールを組んでいきましょう。スケジュール的に難しいときはあせらず、仮住まいなども検討してみてください。
工夫たっぷりの新築間取り実例集
最後に、私たちエーベンハウスが茨城県でお手伝いした、おしゃれで暮らしやすい間取りの注文住宅をご紹介します。
実例①
- 工事場所:茨城県 小美玉市
- 延床面積:130.83㎡(39.57坪)
シンプルなシルエットの二階建て住宅に、左右二カ所のバルコニーを設けて利便性とデザイン性をプラス。
土間を延長した広い玄関は、壁の裏にスポーツ用品やカサなどを隠してシューズインクロークのように使える間取りです。
奥行のあるLDKは、大きな窓に面して隅々まで明るいお部屋に♪梁見せ天井デザインも、お部屋をさらに広く見せてくれます。
リビングの隣には、子育て・家事・来客対応などさまざまなシーンで活躍する4.5畳の和室を設置。ヘリなし畳は洋間にもマッチするおしゃれなデザインです。
実例②
- 工事場所:茨城県 稲敷市
- 延床面積:90.75㎡(27.45坪)
老後まで暮らしやすい平屋建ての間取りは、近年人気が高まっている選択肢の一つ。
玄関から複数の動線を設け、移動効率の良い間取りになっています。
住まいの中心となるLDKを回廊のように使い、廊下をなくすことで効率のよい家事動線も確保。
キッチン奥のパントリースペースは洗面所や勝手口にもつながっていて行き止まりがなく、回遊性が高い便利な間取りです。
まとめ:取り組み方のポイントを抑えて暮らしやすい新築間取りを
さまざまな難しさがある新築の間取りづくりですが、取り組み方のコツを抑えることで失敗を防ぎやすくなります。今回ご紹介したポイントを活用して、暮らしやすくおしゃれなマイホームづくりを目指しましょう。
茨城県で住まいづくりをご検討の際は、私たちエーベンハウスにもぜひご覧ください。ここでご紹介した以外の間取アイデアも活用し、お客様にピッタリな注文住宅をリーズナブルにご提供いたします。
茨城県内には平屋・二階建てそれぞれの間取りを体験いただける、自社モデルハウスもご用意しています。こちらも住まいづくりの第一歩として、お気軽にご活用ください。
〒315-0001 茨城県石岡市石岡13446−36
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