【茨城でバリアフリー住宅を目指す人へ】疑問を解消する12の質問
「高齢者になったときのことを考えて、バリアフリーに対応した住宅を建築したい」
注文住宅を建築する際に、このように思う人もいるでしょう。
しかし、いざバリアフリーに対応した住宅を建築しようとしたとき、費用やデメリットに目を向けてしまい不安になってしまいます。
本記事では、バリアフリー住宅を建築したとき、得られるメリットデメリットのほか、疑問に思いやすいことをまとめて解説します。
バリアフリー住宅を目指す人が感じる不安・疑問が一挙に解消されるので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。
目次
バリアフリー住宅とは?
まずは「バリアフリー住宅とはどんなものか」確認しましょう。
一般的な住宅は、道路から建物に入るまでの間に階段があり、玄関にも段差があります。
さらにお風呂やトイレで屈んだあと、手すりがないので自分の足の力だけで立ち上がる必要があります。
バリアフリー住宅は、段差をスロープにしたり、屈む場所に手すりを設けたりすることで、子どもから高齢者まで、様々な年齢、身体状況の人が暮らしやすい家を指します。
バリアフリー住宅のメリットは?
先述したとおり、バリアフリーに配慮した住宅を建築することで「高齢者や車いすの人など、あらゆる人が使いやすい家に」なります。
また、使いやすいのは介護を受ける人だけではなく、介護を行う「介助者も使いやすい」点にも注目です。
また、若い人でも一時的に病気にかかったり、疲れが溜まってしまうことがありますが、そういったときもバリアフリー住宅は過ごしやすい住環境を提供します。
段差が少なく手すりもあるため、小さな子どももつまづくことなく移動できる点もメリットです。
バリアフリー住宅のデメリットは?
当然いいことばかりではなく、バリアフリー住宅を建築すると感じるデメリットもあります。
まずは「建築費用・土地取得費用が高い」こと。
階段に比べてスロープは、同じ高さを乗り越えるために多くの床面積を占有します。
また、手すりの設置や車いすに配慮したスペースを確保するためにも、床面積を消費します。
結果として、大きな敷地面積・床面積が必要になるので、建築費用・土地取得費用が高額になるのです。
限られた床面積の家でもバリアフリーに配慮した設計はできますが、手すりやスロープが他のスペースを圧迫してしまうことは認識しておきましょう。
やっぱり平屋がおすすめ?
>子育て世帯が建てた広々とした平屋 平倭の家/かすみがうら市
バリアフリーを意識した注文住宅を建てるなら「平屋がおすすめです」。
平屋にすることで階段を省略し、移動するときの上下動が少なくなります。
高齢になり足腰に不安を覚えると、階段をなくしてよかったと思うでしょう。
土地面積の関係で2階建ての建築を余儀なくされる場合は、1階部分で介護者の生活が完結するようにしましょう。
2階は収納と認識して普段の生活は1階で送れば、実質平屋と同様の生活ができます。
価格は?高くなる?
平屋やバリアフリー住宅を建築するとき、値段のことが気になりますが、やはり「建築費用は高額に」なります。
施工面積が大きくなることから、階段よりもスロープの方が高額ですし、手すりなど通常の家よりも多くの部材が必要です。
バリアフリー対応にする場所は玄関や居室だけでなく、家全体に及ぶので、家の規模や施工する内容にもよりますが、100万・200万の増額は覚悟しておきましょう。
おしゃれとバリアフリー性能を両立できる?
「バリアフリーに対応させると、デザイン性が失われるのでは」と考える人もいるでしょう。
しかし「おしゃれさとバリアフリー性能は両立できます」。
手すり1つとっても、機能性に配慮しながら部材を薄くすることで、高いデザイン性を実現したものがあります。
キッチンやトイレなどの水回りも、車いすの人の使いやすさを考えながら、おしゃれなものもあります。
ただし、バリアフリー性能とデザイン性の両立を目指した製品は高額な場合が多く、施工費のアップは避けられないでしょう。
バリアフリー住宅の事例を教えて?
エーベンハウスでは、将来を見据えバリアフリーにも対応した「平倭の家」シリーズをおすすめしています。
バリアフリー性能だけでない平屋のメリットを紹介しているので、平屋に興味が出たら確認してみてくださいね。
バリアフリー住宅におすすめの間取りは?
バリアフリーを重視した間取りとして「リビングを中心に各室へアクセスできる間取り」がおすすめです。
リビング自体が通路となり、移動するだけの無駄なスペースとなる廊下を省略できるからです。
移動の支障となるドアも極力省けるので、車いすでの移動も容易です。
リビングの冷暖房が水回りや居室に流れて、建物全体の寒暖差が少なくなる点もメリット。
寒暖差はヒートショックの原因となるので、極力排除したいものです。
健康のためにも、リビングを中心に各部屋へアクセスできる間取りを目指しましょう。
バリアフリー住宅は玄関が大事なの?
バリアフリーにする場合「玄関が重要」と言われます。
その理由は、道路から居室に至るまでの動線で、玄関には段差が生じやすいからです。
キッチンやトイレなどの排水の関係で、道路と居室は高低差をつける必要があります。
この高低差を緩勾配のスロープで解消できれば、介護者・介助者とも移動が楽になるでしょう。
また、玄関ドア・引き戸の選択も重要です。
引き戸を用いることで軽い力で開閉できるとともに、開放状態で室内に移動できるので、特に車いすで移動する場合、利便性の向上が期待できます。
リフォームでも対応できる?
「リフォームでバリアフリー住宅を実現できるか?」も気になる点です。
単に手すりやスロープを設置することはできますが、一般的な広さのトイレや水回りにバリアフリー用の設備を設けると、窮屈な空間になってしまいます。
終の棲家として注文住宅を建築する場合は、スロープや手すりの設置を見越したスペースを確保し、設置用の下地まで埋め込んでおくことをおすすめします。
中古住宅を取得する場合は?
中古住宅を取得してバリアフリー対応の住宅にリフォームする場合「入居前に大規模な工事を完了させること」を考えましょう。
入居後、足腰が弱くなったタイミングでスロープを作ったり手すり設置のために下地を設けたりすると、物を移動させる手間が生じたり、作業中の音や振動の問題、一時的な引っ越しの手間が生じてしまいます。
中古住宅の割安に購入できるメリットを活かして、大規模な修繕は入居前に済ませておきましょう。
補助金が出ることもあるの?
「リフォームには補助金が出る」可能性があることも知っておきましょう。
たとえば、2022年から始まった「こどもみらい住宅支援事業」では、断熱改修など特定のリフォームと同時にバリアフリー改修を行うと、1戸あたり30万円を上限に補助が受けられます。
自治体独自で補助金を設定する場合もあるので、リフォームを行う前に国・県・市町村のホームページから補助金の有無を確認してみましょう。
まとめ│快適なバリアフリー住宅を手に入れよう
バリアフリー住宅建築の際、よく聞かれる質問について解説しました。
子どもから高齢者まで、誰にとってもメリットのあるバリアフリー住宅ですが、建築後にバリアフリー化するのは手間・費用の面からおすすめしません。
終の棲家として注文住宅を建築するなら、設計の段階からバリアフリーを意識して、できれば平屋の住宅を建築するようにしましょう。
エーベンハウスは日本の木、茨城で育った木で家づくりをする工務店です。無垢材には、快適で安全な家を支える建材としての特性を備えています。
木造住宅は寿命が短いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは家の建て方によって大きく変わります。エーベンハウスは子や孫の代まで安心して暮らせることをコンセプトに無垢材の家を建てています。
ぜひモデルハウスにおいでください。無垢の木でつくるの家の魅力を実感していただけます。