【明るい家】特徴は?実現のコツは?明るい家の疑問を解消!
光を取り込む自然と温もりの家 シリーズ/ALBEROVIVACE
「家を建てるなら、明るい家に住みたい!」
注文住宅の建築を計画している人の多くは、明るい家に住んでみたいと思うでしょう。
明るい家を実現できれば、家族が集う空間を明るく演出でき、日々の暮らしが快適なものになります。
しかし明るい家で快適な生活を送れるのは、実は適切な設計を行った家だけ、ということをご存知でしょうか。
本記事では、明るい家を建築することで、どんな特徴を得られるのか。
明るい家を実現するために、どうすればよいのか。
明るい家を実現するうえで、気になる疑問について。
こういった内容で解説を試みます。
特徴を把握すれば、快適でおしゃれな家を実現できます。
ぜひ特徴をつかんで、幸せな明るい家を実現しましょう。
「明るい家」の特徴を教えて?
最初に、明るい家の特徴を把握しましょう。
実現することで得られるメリットを把握すれば、成功に一歩近づきます。
家の中が明るいと気持ちも明るく
1つめの特徴は「気持ちが明るくなる」こと。
明るい場所で生活すれば、気持ちも明るくなる。
当たり前に感じることですが、意識することで得られる効果は倍増します。
たとえば、意識して寝室を東側に配置したとしましょう。
毎朝明るい日差しとともに目覚めることができ、毎日気持ちのよいスタートを切ることができるでしょう。
当たり前に感じる、部屋の明るさ=気持ちの明るさを意識することは大切です。
壁・天井が明るいと部屋が広く見える
2つめの特徴は、壁や天井を明るい色に統一することで「部屋が広く見える」こと。
色は“膨張色”と“収縮色”に大別できます。
膨張色は白や黄といった色味で、物を大きく見せる特徴が。
収縮色は黒や青といった色味で、物を小さく見せる特徴があります。
部屋を明るくすることで、視界に入る壁や天井の明度を上げることができ、部屋全体を広く見せられます。
照明点灯の機会が減り光熱費が安くなる
3つめの特徴は、太陽光を適切に取り込むことで照明を利用する機会が減り「光熱費が安く」なります。
地球温暖化の防止に向けた活動を行うJCCCAによると、家庭の中で照明機器は全体の13.5%を占めるとのことで、光熱費の小さくない割合を占めることが分かります。
天然の太陽光を招き入れることで、光熱費を減らせることは明るい家のひとつの魅力といえるでしょう。
>全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA):家庭における消費電力量の内訳
湿気が抜けてダニ・カビ対策になる
4つめの特徴は、太陽光が当たることで「湿気が抜けてダニ・カビ対策になる」こと。
明るい家は、北側の太陽光が当たりにくいところまで光が届きます。
大きめの窓があったり、窓の数が多いことで風が通るのも特徴です。
結果として室内に溜まりがちな湿気を抜き、カビやダニが住み着きにくい環境を整えることができます。
「明るい家」にするためのコツは?
特徴を把握したところで「明るい家」にするためのコツを考えてみましょう。
家を建てる方角や、窓を開ける位置などは建築後に変更するのは困難。
大事なことは、設計段階でコツを導入することです。
建築する家の方角を気にする
光を取り入れるために「建築する家の方角」を気にしましょう。
南側に大きな開口を設ければ、一日中安定して光を取り入れることができます。
また、朝・夕方の採光を考えることも大事です。
朝から光を取り入れたい場合は東側にも開口を設け、夕方も明るさが欲しいなら西側にも意識して開口を設けたいところ。
ただし、西側の開口を大きくしすぎると、夏の西日が室内に入り込んで暑くなるので、温熱環境への配慮も考えておきましょう。
中庭の利用を検討する
「中庭を利用する」ことも、明るい家を実現するアイデアのひとつです。
中庭を設ければ、暗くなりがちな建物の奥にも光を届けることができます。
窓を利用して視線の抜ける場所をたくさん設け部屋を広く見せたり、複数の方向に風が抜けるようにもなるので、中庭の利用も検討してみましょう。
窓の数を増やす・大きな窓にする
「窓の数を増やす・大きな窓を設置する」ことでも、積極的に光を取り込むことが可能になります。
東や西、北側の窓は、南側の窓と比べて光を取り入れる力が弱いと考えられがちですが、小さな窓を配置するだけでも驚くほど明るさは変わります。
窓の多用は断熱性・気密性の低下につながる恐れがあるので程度を考える必要はありますが「暗い場所は生まれてないかな?」と明るさの観点で間取り図を見てみましょう。
天窓・高窓の利用を検討する
高い位置や天井に窓を設ける「天窓・高窓」は明るい家を実現する、手っ取り早い方法です。
天窓や高窓からの光は家の奥まで届き、暗くなりがちな場所を明るく照らしてくれます。
特に吹き抜けに面した窓からは、1・2階どちらも照らす強い光が得られるでしょう。
リビングに限らず、奥まった位置に配置されたダイニングやキッチンなど、ピンポイントで明るさを得たい場合も天窓の利用は効果的です。
壁紙や床の色を検討する
明るい家を目指すなら、床材、壁紙、天井の「仕上げの色を意識」しましょう。
先述したとおり明るい色は膨張色とも呼ばれ、部屋を広く見せる効果があります。
光をよく反射する効果もあるので、反射光で家全体を明るく照らしてくれるでしょう。
化粧柱や梁など、部分的に濃い色を使い、壁や床など占める面積の多い場所に明るい色を用いてメリハリをつけるのもおしゃれです。
「明るい家」の疑問アレコレ
最後に、明るい家に対する疑問を解消します。
たとえば「明るい家を実現するために太陽光を使うと、室内が暑くなってしまうんじゃないの?」といった疑問です。
明るい家って暑くないの?
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明るさを求めて太陽光を取り入れるということは「暑さも運んでしまう」ことにつながります。
何も対策を取らなければ、当然室内に熱が好きなだけ入り込むので、夏は暑さを感じてしまうでしょう。
対策としては、断熱性能の高いサッシを用いたり、軒・庇(ひさし)を利用して太陽光をコントロールすることが挙げられます。
ほかにもすだれを掛けておくフックを準備したり、庭に日射遮蔽となる植物を植えたり様々。
何も対策を取らなければ暑くなる、ということを念頭に置いておきましょう。
窓が多いと防犯面で心配
明るい家を目指して窓を多く設置。
その結果「防犯面で心配」という声も聞かれます。
この疑問も暑さへの疑問と同様に、対策を取らなければ心配しているとおり防犯性能が低くなってしまいます。
人が通れない横すべり出し窓を用いる、侵入を防ぐ面格子を設置する、防犯性能の低めな引違い窓へはシャッターを設置する。
こういった対策を取ることで日中は明るさを享受しながら、夜間は安心して暮らす快適な生活を実現できます。
明るい家は風水に効くって本当?
明るい家は「風水にも効く」とされ、精神的にも気持ちのよい暮らしが期待できます。
太陽光を室内に呼び込めれば、室内に陽の気が満ちるとされ、家族間・友人間の円滑な交流につながるとされます。
開口部が多いことは風が通り抜けることにもつながり、室内に悪い気を溜めない効果も及ぼします。
逆に暗い家ってメリットなし?
明るい家のメリットをたくさん解説してきましたが、暗めの部屋にメリットはないのでしょうか。
実は「暗い家・部屋にもメリットはあります」。
たとえば北側に部屋を設けると、一日中安定して柔らかな光を得られるので、仕事や書斎用のスペースとして最適な環境になります。
直射日光が当たらないので、本や服の色あせを防ぐこともできるでしょう。
また、朝をゆっくり過ごしたい人にとっては、早朝から光が差し込む明るい寝室よりも、徐々に明るくなる北側の寝室が適しているかもしれません。
一概に明るさが正義という訳ではないので、生活スタイルに合わせて光量を調節してみましょう。
まとめ│特徴を知って明るい家を目指そう
明るい家の特徴や、明るい家を実現するためのコツを紹介しました。
明るい家を目指して開口部を多くすると、室内に光や風を取り込めます。
気持ちも上向きになり、湿気を排除できるので衛生面にも効果を発揮するでしょう。
今回紹介したコツを使って、明るい家を目指してみてくださいね。
エーベンハウスは日本の木、茨城で育った木で家づくりをする工務店です。無垢材には、快適で安全な家を支える建材としての特性を備えています。
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