終の棲家の選び方│どこがいい?マンション?戸建て?疑問に回答!
「終の棲家として、こだわった住みやすい注文住宅を建てたい…!!」
このように、終の棲家としての機能を前提に家を建てたい人もいるでしょう。
老後や、介護が必要になってからも、大好きな自宅で過ごしたいと思うのは当然のこと。
しかし終の棲家としての注文住宅を考えると、様々な疑問が湧いてきます。
- 都会に住むべきか?田舎に住むべきか?
- マンションにするべきか?戸建てにするべきか?
- どんな間取りがいいの?平屋がおすすめ?
こういった疑問です。
本記事では、疑問に対して一問多答形式で解説をしていきます。
老後はどんな暮らし方をしたいのか、介護が必要になってからどんな生活を送りたいのか。
注文住宅建築を機に、しっかり考えてみましょう。
疑問1『どんなところに建てるべき?』
1つ目の疑問は「どんなところに住めばよいのか」ということ。
住む場所によって、住環境は大きく変わります。
終の棲家を目標としたとき、どんなところに住むのが最良の選択となるのでしょうか。
回答:田舎と都会のいいとこ取り
強いこだわりがなければ「田舎と都会のいいとこどり」をした場所を選びましょう。
田舎には田舎の、都会には都会のいいところがあります。
一方でそれぞれ、住むと不便に感じるところもあるでしょう。
双方のいいところだけを抜き出して享受できれば嬉しいものです。
たとえば茨城県は「ちょうどいい」田舎であり、都会です。
適度に田舎なので広めの土地を取得でき、駐車場を確保したり家庭菜園をするための土地を確保できるかもしれません。
適度に都会なので日々の買い物に困ることもありませんし、郊外には大型のショッピングモールが林立しているので、ちょっとおしゃれな買い物もできるでしょう。
電車に乗れば1時間程度で都心に出ることも可能で、こだわりの買い物やイベントへの参加にも困ることはありません。
茨城に限らず、都心から電車で1時間程度のエリアは、都心へのアクセスにも優れて土地の値段も安価。
終の棲家を目指すのに適した場所といえるでしょう。
>関連記事:「住む」のに適した茨城県の魅力を5つにまとめてみました!
回答:土地の値段が安い地域
「土地の値段が安い地域」を選択することも大切です。
終の棲家を意識して家を建てる場合は、バリアフリーを意識して設計することになります。
バリアフリーを実現するためには、車いすが通れる幅の広い廊下や、手すりを設置するための余裕あるスペースが必要になり、必要な床面積が大きくなりがちです。
室内の間取りだけでなく、玄関から出た先、アプローチ部分も車いすに配慮したスロープを設けることが求められます。
結果として、室内・室外共に余裕ある面積が必要になります。
土地の単価が高い地域だと、予算の上限の問題で広さ、設備、仕様、様々な面で制限が生じてしまいます。
土地の値段の低い地域を意識して選択してみましょう。
回答:公的サービスが充実している地域
「公的サービスの充実度」も終の棲家を探すうえで、重要な指標になります。
公的サービスが充実していれば、預貯金の消費を節約しながら生活できますし、利便性の高い生活を期待できるでしょう。
たとえば茨城県桜川市では、地域の関係機関や事業所と協力して、身近な人が安否確認を行う「高齢者見守りネットワーク事業」を行っています。
異変を早期に発見してもらえる仕組みは、高齢者が生活するうえで安心感が得られます。
ほかにも龍ケ崎市では、1回100円でバスを利用できる「コミュニティバス事業」を実施しています。
高齢化で免許証を手放したとき、安価に利用できる交通手段があれば、買い物や通院など便利に移動できるのは強みです。
終の棲家を建てようと考えているエリアの自治体で、どんな事業を行っているかも確認してみましょう。
疑問2『マンションと戸建てどっち?』
2つ目の疑問は「マンションか戸建てか」という問題です。
マンションと戸建て、どちらを選択しても住環境は全く違います。
契約後に後悔しないよう、双方の特徴を把握して選択しましょう。
回答:セキュリティ重視なら「マンション」
安心して暮らせるように「セキュリティを重視する」ならマンションを選択しましょう。
マンションにはオートロックや監視カメラなど、不審者を事前に検知したり侵入を防ぐシステムが導入されています。
さらに外部との出入りは玄関に限られるため、セキュリティを集中的に強化することで、さらに安心して生活できるでしょう。
回答:お手入れがラクなのは「マンション」
マンションは「お手入れが楽」というのが、ひとつの特徴です。
専有部分と共用部分に分かれるマンションでは、基本的にお手入れをするのは専有部分だけでOK。
共有部分は委託した業者や管理人が手入れをしてくれます。
さらに雑草が生える下地となる庭もないので、庭仕事の手間も減らすことができるでしょう。
回答:他人が気になるなら「戸建て」
「他人の出す音や振動などが気になる場合」は戸建てをお勧めします。
防音対策をしっかりしたマンションであっても、掃除や子供の遊びなどの音・振動を完全に防げる訳ではありません。
一方で戸建て住宅の場合は、よほどのことがないと隣家の音や振動が響くことはありません。
音や振動がストレスにつながる性格だと認識しているなら、マンションより戸建て住宅を選択することをおすすめします。
回答:生活の利便性は「戸建て」
日々の「生活の利便性を重視」するなら戸建てがおすすめです。
戸建住宅であればゴミ出し時や買い物をする時、玄関からすぐに道路に出ることができ、短い時間と距離で用事を済ませられます。
一方でマンションの場合はエレベーターに乗りエントランスを出て用事、と外出するのに一手間必要です。
また、戸建ての場合は玄関から出て、すぐに車に乗り目的地に向かえるのも強みです。
スーパーで食料品を買い込み車へ。そして車から玄関まで。
ドア to ドアで移動が完結するのは想像よりも便利なものです。
回答:中古住宅リフォームもアリ
新築で注文住宅を建てるほか「中古住宅を購入してリフォーム」することも考えられます。
中古住宅は新築住宅に比べて、宣伝費用などが割り引かれる分、安価に取得できます。
リフォーム費用を足しても、新築住宅より安くなる場合がほとんどでしょう。
浮いた分のお金は貯蓄に回してもよいですし、外構費用に充てたり日々の生活をグレードアップすることもできます。
注意しなければいけないのは、状態の把握です。
中古住宅の購入時に壁の中まで覗ける場合は少なく、柱や梁の状態を把握しないままの購入となってしまうでしょう。
断熱材や設備が老朽化していて、予想外に費用がかかる可能性も考えておきましょう。
疑問3『間取りは?やっぱり平屋?』
3つ目の疑問は「間取り」です。
一般的な注文住宅を建築する場合と、終の棲家を意識したときとでは、完成する間取りは大きく異なるでしょう。
どんな間取りが、終の棲家には求められるでしょうか。
回答:終の棲家ならやっぱり平屋
終の棲家を意識するなら、やはり「平屋」は外せません。
階段が無いので上下動が生じず、日常の移動から家事まで様々な動作が容易になります。
年齢を重ねて介護が必要になったときも、平屋であれば食事・入浴・就寝など介助する側にもメリットが生まれます。
回答:動作幅を広めに取っておく
玄関からリビングへ移動する、ユニットバスで入浴する、キッチンで調理する。
こういった動作を余裕をもって行えるよう「動作幅を広めに」取っておきましょう。
車いす生活になってしまったとき、介護が必要になり介助が必要になったとき、どちらにしても健常者が行う動作幅より広めのスペースが必要になります。
このため、設計段階で広めの動作幅を確保しておきましょう。
回答:温度差の少ない間取りに
高齢になっても住み続けるなら「温度差の少ない間取り」も意識してみましょう。
暖房でリビングだけ集中して暖めていても、トイレやお風呂、脱衣所が冷たければ移動するたびにストレスを感じてしまうでしょう。
さらに、急激な温度差のある環境に身を置くと、ヒートショックを引き起こして身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
リビングダイニングに加えて、トイレや脱衣所など、主要な動線も含めて部屋を暖められる間取りを意識しましょう。
まとめ│終の棲家は後悔を感じないよう
終の棲家の選び方について「どこに住むべきか、マンションと戸建てはどちらにするべきか、どんな間取りにするべきか」といった視点で解説しました。
高齢になってからの生活を見据えた注文住宅は失敗すれば取り返しがつかない場合もあるので、後悔するような設計・建築は避けたいもの。
住む場所・住む家のタイプ・間取り、住環境を決定する大枠の特徴を掴んで終の棲家を建築しましょう。
エーベンハウスは日本の木、茨城で育った木で家づくりをする工務店です。無垢材には、快適で安全な家を支える建材としての特性を備えています。
木造住宅は寿命が短いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは家の建て方によって大きく変わります。エーベンハウスは子や孫の代まで安心して暮らせることをコンセプトに無垢材の家を建てています。
ぜひモデルハウスにおいでください。無垢の木でつくるの家の魅力を実感していただけます。