寝室の方角は「実用性」と「風水」で考えると快眠につながる!?
→施工事例:小美玉市 落ち着きと明るさを併せ持つおしゃれな寝室
家の間取りを考えるとき、リビングやダイニング、キッチンの配置を気にしますが「寝室」について熟考する人は少ない傾向にあります。
一方で、人生の3分の1は布団の上で過ごすと言われるように、寝室の環境は豊かな生活に欠かせないものです。
健康な生活に重要な、寝室の環境をよくするためにはどうすればよいのでしょうか。
本記事では、寝室の方角・間取りについて「実用性」と「風水」の両面からアプローチしています。
光や風など物理的な快適さと、一日の終わりを気持ちよく過ごす精神的な快適さ。
双方を叶えられるよう、間取りに工夫を加えてみましょう。
- 寝室を「実用的にする」ためのコツが分かる
- 寝室で「風水を気にする」ときに知りたいことが分かる
寝室の方角で考えるべきこと「実用性」
風水は気にしないという人もいるでしょうから、最初に「実用性」の面から寝室の間取りを考えてみましょう。
「日当たり」就寝時と起床時の環境が変わる
「日当たり」は睡眠環境に大きな影響を与えます。
東の方角に配置すれば、朝日が差し込みスッキリした目覚めが得られるでしょう。
西日が差し込むことがないので、夏の夜、西日のぬくもりで暑さを感じずに寝ることもできます。
次に西向きに寝室を配置すると、朝日が差し込まないので、お休みの日にはゆっくりと布団で過ごすぜいたくな時間が得られるでしょう。
冬の間は西日が最後まで差し込むので、東向きに比べると太陽のぬくもりが残るのも嬉しいですね。
南向きに配置すると、一日安定して日差しが得られるので、夜根ている間に生じた湿気が乾燥し、お部屋を衛生的に保てます。
夏は朝から暑さを感じやすいので、ゆっくり起きたい人には勧められません。
最後に北向きの配置です。
北向きのメリットは、一日中安定して優しい光を取り込める点です。
直射日光が差し込まないので温度変化も緩やか。朝早く起きる人にも、ゆっくりする人にもおすすめできる、万能な方角です。
注意するべきは、日差しが得られないので、湿気を放出するために風通しをよくしたり、除湿機を設けるなどして、カビ・ダニの発生を避ける意識を持つことです。
「窓の先」何が見えますか?
→施工事例:笠間市 積極的に取り入れたい豊かな景色を持つ注文住宅
続いて「窓の先に何が見えるか」を意識しましょう。
窓の向こう側に隣家の窓があると、お互いに窓を開閉しづらく、カーテンを開けることすらはばかられることがあります。
寝室の方角に隣家がある場合は、窓の高さやガラスの種類を工夫して、視線が交錯しないようにすると快適な寝室になります。
逆に、窓の向こうに花木、山、田園風景が見える場合は、部屋の中に景色を取り込めるよう意識して窓の種類や高さを決めましょう。
ただし、田園風景の場合は、時期によっては草刈り機の音や野焼きの煙が侵入する場合があるので、様々な季節を想像してから検討に入りましょう。
「寝る以外の使い道」考えてますか?
「就寝時以外の使い方」を考えると、空間の有効活用につながります。
一般的に寝室は寝るための部屋ですが、就寝時以外の時間はデッドスペースになりもったいなさを感じてしまいます。
たとえば、南に面した寝室なら光が差し込むことを利用して、洗濯物を干すためのスペースにする。
北に面した寝室なら、安定した光を取り込むことを利用して書斎やミセスデスクにする。
有効に利用すれば、寝る以外の時間もデッドスペースとならず、有効に活用できます。
結局どの方角がおすすめなの?
結局「どの方角に寝室を配置するのがおすすめなのか」と問われることがあります。
この問題に対しては、あなたの寝室の使い方による、が回答になります。
ここまで解説したとおり、寝室をどの方角に配置してもメリット・デメリットがあり、万人におすすめできる間取りはないのです。
あなたが寝室でどんな過ごし方をするのか。
夜は早く寝るのか、遅くまでくつろぐのか。
朝は早く起きるのかゆっくりしたいのか。
こういった問いに明確に答えられるよう、理想の過ごし方を想像してみましょう。
寝室の方角で考えるべきこと「風水」
続いて、気持ちのよい寝起きをサポートする、風水の側面から寝室を考えてみましょう。
「枕」は北枕がいい?
風水を元に考える場合は「北枕」が推奨されます。
気は北から南に流れるとされるため、流れに逆らわずに気が動き、体調を整えてくれるようです。
ただ、日本では葬儀のとき、亡くなった人の頭を北に向ける風習があります。
これはお釈迦様が亡くなったとき、頭を北に向けていたことに由来するものです。
こういった理由で、日本では北枕は死を連想させるものとして避けられる傾向にあります。
一方で仏教の始まり後であるインドでは、北に理想郷があるとされ、北に枕を向ける風習が残っているとのこと。
風水の考え方を信じるか、北枕を避ける日本の風習を信じるか、どちらも気にせず間取り上たまたま向いた方角で寝るのか、一番気持ちよく寝られる方向に枕を向けるとよいでしょう。
「鏡」風水のうえでのOKとNG
「鏡」は風水の考え方では、映し出したものの力を倍増させる効果を発揮するとされています。
そして就寝時は悪い気が体から出てくるとされるので、就寝時に鏡があると悪い気が倍増すると考えられています。
このため、寝室に鏡を置くのはよくないとされますが、就寝時に鏡に覆いをかけるなど、対策を取れば、鏡を置いても問題にならないでしょう。
「絵」掲げる絵によって効果が変わる
寝室に掲げる「絵によって効果は変わります」。
避けるべきとされるのは、人物画です。
人物画は風水上”活動”を示すため、安らぎを得たい寝室とは相容れないのです。
逆に取り入れたいのは、明るさや落ち着きを感じる風景画です。
見ていて落ち着ける、お気に入りの絵を飾ればスムーズな入眠につながるでしょう。
「色」落ち着きの演出+アクセントカラー
風水上リラックスできる寝室は「落ち着く色合いとアクセントカラー」が重要です。
寝室は、ベースカラーとして白・緑系の色味を使うのが好ましいです。
白は安眠や清浄、緑は健康運に効果があるとされるので、落ち着いた白・緑を用いると安眠できる環境が完成するでしょう。
「観葉植物」配置する方角と種類
植物は「風水上よい気を放出する」と言われるため、小さなものでも置いておくと幸運を運ぶと信じられています。
寝室に置くことを前提にすると、常に土が湿っているとカビやダニの発生源になるので、乾燥に強い植物を。
さらに、日の当たらない場所に置く場合は耐陰性のある植物を選択するとよいでしょう。
気持ちのいい朝をこだわりの寝室で
長い時間を過ごす寝室。
様々な部屋の間取りを決めたあとに、残ったスペースに配置されることもありますが、ぜひこだわって設計しましょう。
一日の終わりと始まりを満たされた気持ちで迎えられるよう、部屋づくりをしてみてくださいね。
無垢の木材でつくる理想の平屋
茨城県で平屋を検討している人はぜひ『エーベンハウス』にご相談ください。
地面や庭の植物との距離が近い平屋は、外部の景色を取り込む寝室との間で優れた相性を持ちます。
モデルハウスに足を運んで、平屋の寝室がどんなものか、見に来てみてくださいね。
エーベンハウスではどんな家が建てられるかを体感できるモデルハウスを展示しています。
2階建ての「木づきの家」、そして平屋建ての「平倭の家」です。
コンセントの配置も含めて、細かな点にも注目して見学会に参加することが大事です。
また、構想段階・設計段階・建築段階と家やコンセントへの要望も変わるもの。
ぜひ、たびたび足を運んでみましょう。
〒315-0001 茨城県石岡市石岡13446−36