30坪の平屋を注文住宅で建てる価格と間取り~茨城の平屋でちょうどいい暮らし
平屋は25~30坪が暮らしやすいとされます。坪単価が割高と言われる平屋ですが、実際は、30坪前後なら割高感はそれほどありません。子育て世代からシニア世代まで人気のシンプルな25坪~30坪の平屋。今回は、平屋の価格相場と間取りの5つのポイントをご紹介します。
目次
30坪の平屋は狭い?広い?ちょうどいい?
家族が快適に暮らせる一戸建ての広さの目安
国土交通省「住生活基本計画・居住面積水準」によると、郊外の一戸建てで、余裕をもって快適に暮らせる家の広さは、世帯人数によって以下の様に定められています。
・3人世帯で約30坪、4人世帯で約38坪
・5歳児未満が1人いる場合は、3人世帯で約26坪、4人世帯で約34坪
家族構成が、夫婦→子供1~2人→子供が独立して夫婦暮らしになると変化する場合、
・子供が小さいうちは26坪~34坪
・子供1~2人が大きくなったら30坪~38坪
・夫婦2人になったら23坪
がちょうどよいサイズ感と言えるでしょう。
子供が独立後に38坪の平屋に夫婦で暮らすにはちょっと大きいと考えれば、お子さんが1人の場合は、30坪(約100㎡)前後の平屋が、ライフステージの変化にも対応しやすい、ほどよい広さと言えるでしょう。
参考)郊外の一戸建て住宅で快適に暮らせる家の広さ
単身世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯 | |
3~5歳児が1名いる場合 | 55㎡ | 75㎡ 約23坪 | 87.5㎡ 約26坪 | 112.5㎡ 約34坪 |
その他の世帯 | 75㎡ 約23坪 | 100㎡ 約30坪 | 125㎡ 約38坪 |
出典:国土交通省「住生活基本計画・居住面積水準」より弊社作成
<参考>
・30坪、25坪の平屋の魅力を体感できるモデルハウス~平倭の家~
30坪の平屋の魅力
家事や生活動線のコンパクトさ
30坪の平屋は、水回りを1所に集めやすく、コンパクトな動線にしやすいのが魅力です。
家事の負担も軽減でき、子育て世代なら子供に目が届きやすくなります。
40坪の平屋になると、部屋数も増え、掃除や家事の負担が増えるため、できるだけ動線や間取りを意識的にコンパクトする様々な工夫が必要になります。
ライフステージ変化にも対応しやすい
家族構成が夫婦世帯、子育て時期、そして老後になっても暮らしやすいライフステージが変わっても、ほどよい広さで暮らしやすい家づくりができます。
費用の割高感が少ない
坪単価の割高感も少なく、総工事費も抑えやすくなります。
平屋と2階建てを同じ床面積で比較すると、確かに坪単価は平屋のほうがかかりやすくなります。延べ床面積が増えると、基礎や屋根の面積も増えるため、その分の建築コストがかかるからです。一方で、2階建て住宅は、平屋住宅にはない、階段スペースが増え、2階の水回りの設備費、外壁や屋根の工事のための足場代などがかかってきます。
平屋と2階建て住宅では、総工事費で比較すると実際にはそれほどの差はありません。
こだわりたいところに予算を充てられる
割高感の少ない、ちょうどいいサイズ感に平屋を建てることができれば、
・住宅性能に予算をかけることができる
・内装の無垢材のグレードをワンランク上げる
・設備を充実させる
・外構や庭づくりに予算も配分する、といった
より質の高い暮らしを実現するために予算を充てることも可能になります。
30坪の平屋の価格相場
平屋の新築注文住宅の価格は、25坪~30坪で1,500万円~2,000万円程度が相場です。坪単価でいえば50万円~70万円程度が目安。大手ハウスメーカーの場合、坪単価80万円~100万円、地域の工務店で坪単価50万円~80万円が相場です。
平屋を建てるハウスメーカー、工務店の選び方
建築費の相場は、住宅の仕様や施工会社により異なります。
実際には、2階建ての規格住宅が中心のハウスメーカーもあれば、無垢材をふんだんに使って丁寧に施工する注文住宅が得意な工務店もあります。平屋のモデルハウスがある工務店なら、実際にどのような平屋の家を建てているのかが体感できます。
平屋の家づくりは、できるだけ自然に近い暮らし、無垢材などを使った心地の良い空間づくりができるかどうかがポイントになります。
工務店選びは、価格だけではわからない、基礎や構造の強靭さ、素材の選び方、間取りや空間の心地よさなど、平屋のモデルハウスなどで実際に家づくりを体験してみるとよいでしょう。
茨城の地域工務店が建てる平屋のモデルハウスはこちらをご覧下さい。
30坪の平屋の間取りと広さ
では、30坪程度の平屋住宅は、どのような間取りがよいのでしょうか。
先ほどの国土交通省の資料をもとに算出すると、ライフステージより最適な間取りは変わりますが、子育て世帯は家族が3~4人が快適に暮らすことができるとされていました。
つまり、30坪の平屋は、3~4人家族で3LDKの間取りが標準となります。
敷地面積に余裕がある場合、30坪~34坪程度で4LDKの間取りも人気です。ウィズコロナの家づくりとして、部屋数が多い住宅を希望されることが多くなったのです。
子育て前後に夫婦2人世帯での暮らしやすさも考慮すれば、25坪~30坪以下程度で2LDKの間取りも可能です。
平屋の間取り決めは、このように家族構成やライフステージの変化によっても変わります。平屋は比較的このようなライフステージの変化にも対応しやすい家づくりが可能です。家族全員が快適に暮らせるように、家族で十分に話し合い、工務店スタッフに相談しながら、理想の暮らしや動線設計などを検討しながら間取り決めを行っていくとよいでしょう。
30坪の平屋、ウィズコロナの間取り5つのヒント
ウィズコロナ時代に茨城の自然の中で30坪の平屋で暮らしを楽しむには、立地条件に応じた家づくり、暮らしを楽しむ間取りが大切です。間取りを検討するポイントは5つです。以下にご紹介します。
どこに住む?どんな土地に建てる?
平屋に限りませんが、注文住宅の家づくりは、どこで、誰と、どんな暮らしをしたいのか?イメージすることから始まります。
特に平屋は、隣地の建物や立地条件の影響を受けやすいため、どのような土地に建てるのかを踏まえて、家の形、大きさ、間取りなどを、様々なシミュレーションをする必要があります。
茨城の住宅街に平屋を建てるなら、敷地内のどこに建てるか、最適な家の向き、屋根の形、窓の位置、間取りなどが自ずと決まってきます。近隣の影響を避け、十分に採光を確保したい場合は、冬の太陽光をできるだけ採りこめるような、南側の天井高を確保した片流れの屋根という選択肢もあります。
茨城のように田園風景や緑に囲まれた立地で、敷地面積も余裕があるなら、その土地の自然とのかかわりの中で、周辺環境や庭とのつながりやすい間取りが実現できるでしょう。広々とした田園風景や山並みが望める眺望であれば、借景を意識して開放的な間取りが可能です。木立ちに囲まれた立地であれば、採光や通風を確保するための窓の位置や家の向きが重要になります。
既にある実家の敷地やその隣地に建てるなら、実家の暮らしとも連動した、別棟型の二世帯住宅のような生活動線を重視した間取りになります。
このように、その土地の立地条件により、工夫するポイントが大きく変わってきます。
ライフステージの変化にも対応する頑強な構造体であること
ウィズコロナの家づくりは、広々とした空間、多めの部屋数、屋外とつながりやすい間取り、快適な居住性、さらには自然災害に強い家づくりなど、様々な要素が求められます。
広々とした空間、多めの部屋数を確保するには、1人あたりの坪数が影響してきます。30坪の平屋に2人で住むなら1人あたり15坪、4人で住む場合、1人あたり7.5坪と、7.5坪もの差がでてきます。間取りでいえば、2LDK~4LDKまで幅があります。
ほんの十数年で家族構成は変わります。
ウィズコロナの家づくりは、個室のある間取りを希望されることが増えています。
家族構成の変化に応じて可変性の高い家づくりができるように、耐力壁でない間仕切り壁も採用することも検討するとよいでしょう。
そのためには、外側の構造体でできるだけ頑強な構造を確保できるように、家全体を面的に一体化するような構造にする必要があります。
エーベンハウスでは、構造材に通常の2倍近い木材を使い、超耐震金具で躯体を強固に固定しています。
外周面には筋交いの代わりに構造用面材を使用します。特に床は、スーパー剛床工法で、455mm~910mm幅で網目の様にきめ細かな床組みを行い、5センチ以上の厚床構成によって、一般的な床組の3倍近い水平耐力を確保しています。
柱、梁、土台、壁、床まで、家全体を一体化して、家全体を「面」で支える頑強な家づくりをしています。
無垢の構造材をふんだんに使ったエーベンハウスの平屋のモデルハウス
縦方向の自由度の高さを使いこなすこと
平屋は上層階がないので天井高が確保しやすく、開放的な空間づくりがしやすいのが特長です。ロフト(小屋裏)など、延べ床面積に含まれないスペースも確保できます。
ロフトは、ハシゴでの出入りになると荷物の出し入れがしづらくなり、あまり使われない空間になってしまいがちです。使用頻度の高い部屋につなげて配置することが重要です。
自然災害時にも垂直避難しやすい階段、天井高の確保など、ロフトの位置づけも変化してきています。
茨城の場合は、高さ1.4m以下、床面積の1/2以下なら床面積に含まれません。固定資産税の観点からもロフトで空間を有効活用する方法も間取りを考えるうえでのポイント1つです。
(出典:茨城県ホームページ「茨城県建築基準法取扱集」)
光と風を取り込む窓の位置を工夫すること
平屋は、上層階がないので、屋根面に取り付ける天窓(トップライト)の設置も可能です。片流れの屋根で南面に天井高を十分確保できれば、冬の自然光を存分に採り入れることができる高窓(ハイサイドライト)も有効です。
北側リビングにするなら、南側の高窓からリビングに光を取り入れることで、2面窓での採光が確保できます。順光で庭の風景を眺められるので、より庭園のような風景が堪能できます。
通風を確保するには、吹き抜けのあるリビングの高窓と、足元の地窓や腰高の窓でも、自然対流の効果で、風通しを良くすることができます。
無垢材をふんだんに使った快適な空間であること
自宅で過ごす時間が増えたウィズコロナの暮らしは、居住空間の快適さが求められます。
無垢材をふんだんに使った家づくりをすることで、無垢材の見た目の美しさはもちろん、手触り、肌触り、さわやかな香りによる、心地よい空間づくりができます。
木肌の色艶、木目や節の個性は、見ていて飽きることがありません。
無垢のフローリングは、夏は素足が心地よく、冬は底冷えしにくい素材です。無垢の柱、建具、手すり、家具の手触りは、人肌のようになじみが良く、温かみがあります。
木に触ると人は脳波がリラックスして血圧も落ち着き、無垢材が放つフィトンチッドの爽やかな香りに癒されます。
このように無垢材をふんだんに使った家づくりは、住空間の快適さを生み出してくれるのです。
茨城で平屋を建てるならエーベンハウスにご相談ください
エーベンハウスとは、ドイツ語で「平らな家」。無垢の木の素材や基礎からこだわった地震が来ても傾かない「骨太で平らな本物の家」を選んでいただきたいという想いから名付けました。
私たちは、木をふんだんに使った健康な家づくりをしています。前身は林業として始めた入江木材です。茨城の森を創ってきた木を知り尽くす私たちだからこそ、木材の快適性や安全性など優れた性能を最大限に生かした家づくりをしています。
高品質・適正価格の上質な木材を見極め、中間マージンを大幅にカットして、ワンランク上の素材をリーズナブルにご提供します。長く安心して住める家づくりをモットーに安全で健康的な建材のみを使用します。
施工エリアは、石岡市、小美玉市、かすみがうら市、鉾田市、行方市が中心です。その他のエリアの方もご相談ください。
確かな品質と保証、地域に根差した住まいづくりで、いつまでも住まいに関する相談ができるハウスドクターのように住まいの問題を解決していきます。
平倭(平屋)の家モデルハウス
木づきの家モデルハウス
〒315-0001 茨城県石岡市石岡13446−36