庭の目隠しにフェンスを使おう│おしゃれと実用性の両立を図る

 

使い勝手の良いタテ型フェンス

「建築予定地に立ってみたけど、お隣の窓が気になる…」

新築を計画していて、土地の検討を始めた人の中にはこのように思う人もいるでしょう。

隣家に配置されている窓からは、お隣さんの人影が見えようと見えまいと、どうしても視線を感じてしまいます。

お隣の窓が面しているのが自邸のトイレやお風呂なら、擦りガラスが設置されるので大きな問題になりませんが、ダイニングやリビングなら過ごす時間だけ長い時間人の視線を気にすることになります。

こういった視線の問題に対して「外構用のフェンス」は強い力を発揮します。

特に最近は目隠しをしつつ外観がおしゃれなフェンスも販売され、選択肢が多いので好みに合うデザインのものを選べます。

本記事では、庭に設置する目隠し目的のフェンスについて解説します。

一度設置すると長く使うものになるので、十分に悩んでから選択しましょう。

☑コラムのポイント
  • 目隠しに外構用のフェンスがおすすめな理由がわかる
  • フェンスの種類や、フェンス以外に目隠しに使えるものがわかる

 

お庭の目隠しにはフェンスがおすすめ

広い敷地で外構を待つ一軒家

隣家や道路からの視線が気になってしまう人には、フェンスの設置をおすすめします。

また、フェンスには視線のカット以外にも効果があります。

耐久性が高く長く使える

フェンスを目隠しに使う一番のメリットは耐久性の高さとメンテナンスの容易さです。

外構用のフェンスは外部で雨風にさらされること前提で製作されているので、長期間に渡り目隠しの役割を果たしてくれます。

素材によって耐久性が異なりますが、既製品の中で比較的寿命の短い樹脂製のフェンスでも多くの製品で15年を超える耐久性を誇ります。さらに、使用されることの多いアルミ製では30年を超えて使用可能とされます。

メンテナンスに関しても、樹脂・アルミ製ともに容易で、水による洗浄と拭き上げだけでも十分な美しさを保つことができます。

防犯効果が期待できる

外周にフェンスを張り巡らすことは防犯上も有効です。

何も設置していなければ道路側からの侵入が容易で、物陰に隠れられれば不審者を見つけるのは困難です。

フェンスがあれば乗り越えるなど目立つ行動は避けようとする意識が働き、不審者の行動を抑制することにつながるでしょう。

道路側から家の中の様子が分かりづらいことから、留守かどうか確認しづらくなるのもポイントです。

一方でフェンスを設置すると一度侵入されると不審者の体を隠してしまうため、どの程度の高さまでフェンスを巡らすか、内部をどの程度見えるようにするかは慎重な検討が必要です。

販売されている商品が多い

既製品のフェンスは販売されている商品数が多く、好みのデザインや機能性を持つものを選べるでしょう。

例えば、とにかく目隠しを重要視する場合は面的に展開するタイプのフェンスを選択するとよいでしょう。

どんな種類のフェンスがある?

オーソドックスなフェンスを立ち上げたラフ案

目隠しを目的として面的に広がるタイプのフェンスを紹介しましたが、他にも多くの種類がありそれぞれ特徴が異なります。

個別に特徴を確認してみましょう。

メッシュタイプ

フェンスの中で最も利用される場面が多いのがメッシュタイプです。

細い針金を縦横に組み合わせて網状に仕立てたフェンスで、設置費用が安価であることが最大のメリットです。

ただし、網目状になっているので視線を遮る効果は低いと考えましょう。

ある程度の時間を要してもよければ、メッシュフェンスにアイビーなどツル性の植物を絡ませると安価に視線を遮る効果を得ることができます。

針金が主な材料なので耐久性に難がありそうですが、実は高い耐久性を持ち、ボールなどが当たってもびくともしない頑丈さを持っています。

さらに、強風を受けても風が通り抜けるので、耐風性能も高いといえます。

鋳物タイプ

高級感・重厚感を感じることができる鋳物(アイアン)タイプのフェンスです。

鋳物ならではの独特の存在感がお庭や家の良さを引き立てます。

見た目の高級感のとおり高額になるので、設置延長が長い場合は予算との相談が必要です。。

本記事の目的である目隠しの性能については、メッシュタイプと変わりなく、視線を通すタイプの製品が多く販売されます。

木粉樹脂タイプ

天然木を粉にした木粉を樹脂に混ぜ込んだタイプのフェンスで、今まで紹介したスチールやアイアン製品と比べてカントリー調の風合いを演出します。

庭に植物を植える場合に調和し、違和感なく風景に溶け込むでしょう。

様々なデザインの製品があるので、十分な目隠し性能持つものもあります。

アルミ(縦)タイプ

細長い形状のアルミ素材を縦方向に組み合わせて作るフェンスです。

製品によって使用される素材の長さや太さ、奥行きが異なり様々なデザインの製品が販売されています。適切に選択すれば、家や外構とデザインを調和させることができるでしょう。

アルミ(横)タイプ

アルミ素材を横方向に組み合わせて作るフェンスです。

こちらも製品によって部材の太さなどが異なりますが、人の目線を遮る点においては、他のフェンスと比べて最も高い効果を発揮します。

ただし、足元から頭の高さまで、全て面的なフェンスで覆ってしまうと敷地内外へ圧迫感を与えてしまうので、フェンスの立ち上がり部分に空間を設けるなどの工夫を加えてもよいでしょう。

部分的に隙間を設けると台風などの暴風時、フェンスを支える支柱に荷重がかかり折れることを防いでくれるので、検討してみましょう。

フェンス以外に目隠しに使えるもの

フェンスは耐久性が高くてメンテナンス性にも優れているので、目隠しを目的にした長期使用に適しています。

一方で人工物感が出てしまうため敬遠する人もいるでしょう。

ここではフェンス以外に目隠しに使用できるものを紹介します。

ラティス

木製の格子状の柵のことを「ラティス」と呼びます。

自然素材を用いているので植物を育てている庭に調和して、違和感なく目隠しできます。

ラティスも様々なデザインの製品が販売されているので、目的・設置場所に合う製品を選べます。

値段もお手頃でおしゃれなラティスフェンスですが、問題になるのは耐久性です。

天然木で風雨にさらされる環境に置かれるため、無塗装・無加工であれば1年ほどで色あせ、3~5年ほどで段々朽ちていきます

防腐剤を注入された製品や耐候性の塗料を塗布されたものなら、色あせはしつつも5~10年はしっかり形を保ちます。さらに再塗装を施せば寿命は伸びるでしょう。

天然木を用いる場合は自分でメンテナンスできるかが選択の焦点になりそうです。お手入れの手間をかけずに天然木の風合いを求める場合は、初期費用はかかりますが先述した木粉樹脂タイプのフェンスを選択してもよいでしょう。

生け垣

天然木よりさらに自然に目隠しをする方法が生け垣です。

レッドロビンなど、葉色が赤く染まる品種を選択すれば紅葉で通行人を楽しませることもでき、四季を演出しながら人目を遮断できます

生け垣のデメリットはラティスと同様にお手入れの手間がかかることです。

定期的に刈り込みを行わなければ通行人の邪魔になりますし、落葉の掃除をしなければなりません。

また、生け垣によく使われるサザンカにはチャドクガという毒のある毛虫がつきやすいです。こういった害虫の防除も必要になります。

ブロック・レンガ

重厚感を演出し高級感を演出できるのがブロック・レンガです。

一度設置すればメンテナンスが不要で高い耐久性を誇るので、長期間の利用に適しています。

ブロックやレンガのデメリットは安全性です。

地震で倒壊することが問題視され、現在では1.2m以上の高さの塀を築造するときには控え壁と呼ばれる補強壁を設置することが義務付けられています。

鉄筋を入れて丁寧に施工されたブロックであれば、安全でおしゃれな塀を作ることができるでしょう。

まとめ│目的を明確にしてフェンスを選ぼう

外構とフェンスの設置を待つ一戸建て

隣家や道路からの視線を遮るのに最適な「フェンス」について、メリットや種類を解説しました。

様々なメーカーからたくさんの種類のフェンスが出ているので、目的に合ったフェンスが必ず見つかるでしょう。

目隠しを目的として設置する場合、目隠し効果・耐久性・メンテナンス性などを総合的に検討してフェンスを検討するようにしましょう。

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