良い家を建てるなら「木」と「間取り」にこだわるべき|茨城の注文住宅実例
人生の中で大きな買い物であるマイホーム、こだわって良い家にしたいと思うのは当然のことです。
しかし先輩たちやネットの口コミでは、住まいづくりに関する後悔や悩みの声が多く、良い家をつくることの難しさを物語っています。
今回は良い家のつくり方というテーマで、間取りづくりのコツやこだわるべきポイントを解説します。
実際の注文住宅実例も交えながら、理想の住まいづくりについて学んでいきましょう。
そもそも「良い家」とは?
家族の人数やライフスタイルによって「良い家」の定義は少しずつ変化しますが、基本的な考え方をまとめました。
・長持ちすること
雨風や台風、地震といった災害に負けず長く暮らせる耐久性能は、良い家の基本条件の一つです。どんなに暮らしやすい間取り、素敵なデザインの家も、短い期間で壊れてしまっては元も子もありません。
数十年先の状態を予想するのは難しい部分もありますが、ハウスメーカーや工務店の耐久性能に注目し、頑丈な住まいを選びましょう。
・ストレスなく快適に暮らせること
ライフスタイルに合わせた間取りの工夫やアイデアで、ストレスなく暮らせることも大切な条件です。
住まいに関する不満や悩みは、小さなものが毎日積み重なって現われるものです。「コンセントが足りない」「ここにドアがあったら…」といったストレスが出ないよう、しっかり間取りを吟味しましょう。
・ワクワクするデザインであること
効率的な間取りづくりに加えて、素敵な外観・内装のデザインも良い家の重要な要素と言えます。マイホームは人に自慢するために建てるわけではありませんが、お友達や近所の人にほめてもらうとやはりうれしいものです♪ワクワクするようなデザインは、毎日の何気ない瞬間も素敵に彩ってくれます。
デザインの好みは人それぞれですが、たくさんある住宅デザインの中から理想の一つを見つけ、我が家に上手に採り入れましょう。
・無理のない価格であること
上の3つの条件に加えて、収入や支出とバランスが取れた無理のない価格であることも大切です。どんなに素敵で暮らしやすい間取りでも、住宅ローンの返済額がキツくギリギリの生活では楽しい人生とは言えないでしょう。
完成した間取りにマッチする家具を選んだり、お花や絵を飾ったり、余裕を設けることで素敵な人生を送ることができます。
良い家を建てるコツ
上の条件を満たす「良い家」を建てるためのコツをご紹介します。
・住まいを建てる目的をハッキリさせる
最初に家族全員でしっかり考えたいのは、家を建てる目的です。「マイホームが欲しいな」と思ったきっかけは必ずあると思いますが、「なぜ家を建てるのか」まではっきり考えましょう。
- 子供をのびのび育てたいから
- 賃貸ではできないデザインや間取りが欲しい
- 老後も住み慣れた場所で暮らし続けたい
ライフスタイルによって住まいを建てる目的はさまざまですが、ここをハッキリさせると良い家の条件がよく見えてきます。家づくりに取り組む前に、家族でしっかり話し合って目的を明確にしましょう。
・木にこだわる
木造住宅の骨組みとなる木材の質は、耐久性や品質に大きく関わるポイントです。木は生き物なので長年使うと反ったりねじれたりしますが、品質が悪いと住まいが歪む原因となり寿命が縮んでしまいます。
品質の良い木材で建てた家は狂いが少なく、すき間や雨漏れが発生しにくい耐久性の高い住まいになります。ハウスメーカーや工務店によって使う木材のグレードや工法が異なりますので、しっかり吟味して木の質にこだわりましょう。
・間取りを細かくシミュレーションする
暮らしやすい間取りをつくるためには、家族全員で実際の生活を細かくシミュレーションすることが大切です。
間取りプランができたら、図面や3Dイメージを見ながら新しい家での生活を想像します。朝起きてから会社や学校に行くまでの動き、一つひとつの家事、帰宅後眠るまで、一通りの生活をシミュレーションしてみましょう。リアルにシミュレーションすることで「ドアの位置はこっちの方が便利」「勝手口が欲しい」といった課題が見つかり、間取りの精度が上がります。
・レベルの高い施工店を見つける
良い家を建てるにはお客様自身の取り組み方も大切ですが、私たち施工店のサポートも不可欠です。技術力や提案力の高い施工店のサポートがあると、必然的に良い間取りをつくれる可能性も上がります。
工務店やハウスメーカーの実力は施工事例やこだわりをチェックするのも効果的ですが、完成見学会やモデルハウスなど実物を見てみるのが一番です。細かい仕上がりや間取りの工夫も、実物を見ると良く分かるのでおすすめ。
住まいづくりについてのギモンをいろいろと質問してみるのも効果的です。素早く適切な回答ができ、プロ目線のアドバイスを持った担当者を探してみて下さい。
おしゃれで暮らしやすい注文住宅の間取りアイデア
住む人の理想をたっぷり盛り込んだ、暮らしやすい人気間取りをピックアップしました。
・リビング階段
縦長のLDKは対面キッチンとリビング階段を組み合わせ、家事動線の良い間取りに。お料理中もお子さんを見守れて、二階への移動もスムーズです。
・吹き抜け
大きな吹き抜け空間は、リビングにたっぷり自然光を届け開放的に見せてくれます。実際の床面積より広く見えるため、在宅ワークするリビングにもピッタリ。
・シューズクローク
玄関は二つの動線を選べるウォークスルーのシューズクロークを設置。たっぷり収納でモノがあふれず、いつでも美しい玄関をキープできます。
・ウォークスルークローゼット
通り抜けできるウォークスルータイプのクローゼットは、住まいの回遊性を高めてくれる人気の間取りです。キッチンから洗面へのショートカットにもなり、効率の良い家事動線を描けます。
・キッチンパントリー
常温食材や食器などを収納できるパントリースペースは、キッチンの利便性を大きくアップしてくれます。上の写真のように冷蔵庫スペースも作れば、キッチンがスッキリおしゃれに仕上がります。
・ウッドデッキ
お庭に面したウッドデッキは、天気が良い日のアウトドアリビングとして大活躍♪パソコンを持ち出してテレワークをこなしたり、本を読んだり、多目的に使えます。リビングと床続きで広く見えるのもメリット♪
・ロフト
縦の空間を活かして収納や居住スペースを増やせるロフトも、便利な間取りアイデアです。床面積が厳しいシーンで、デッドスペースを活用してみましょう。
・畳小上がり
クッションだけで気軽に座れる畳小上がりは、リビングの広さを犠牲にせず手軽な休憩スペースとして活躍してくれます。お子さんの遊び場、家事スペースとしても優秀でとても便利ですね♪
ここでご紹介しきれない便利な間取りアイデアの注文住宅実例もご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
家づくりで失敗するパターン
住まいづくりの失敗談は数多くありますが、中でもよくあるパターンをまとめました。反面教師として覚えておいて、失敗や後悔を上手に回避しましょう。
・設備や性能しか見ていない
耐震基準や断熱・気密性能などの数字や、キッチン・ユニットバスといった設備のグレードや価格も重要ですが、それだけに注目するのは危険です。
もちろん性能が高いに越したことはありませんが、暮らしやすい間取りやデザインとのトータルバランスが重要です。「耐震基準が低いからこの会社はダメだ」といった選び方だと、良い家の本質を見失ってしまうことになりかねません。
性能が高くてもハウスメーカーの技術力が低いと、施工ミスで本来の性能を発揮できないのもよくある失敗例。カタログやパンフレットの数字だけで判断せず、広い視点を持ちましょう。
・とにかく安く
良い家の条件として無理のない価格を挙げましたが、安さだけを追求するのはおすすめしません。もちろん安くて品質の高い会社はありますが、最安値を求めすぎると品質の低い会社で後悔するケースが多いです。
過剰なコストカットは材料や設備の品質低下を招くだけでなく、技術力の低い職人による施工不良の原因にもなります。安すぎる欠陥住宅によるトラブル話は、たびたびニュースに取り上げられます。
住宅ローンの返済を考えると安いに越したことはありませんが、根拠のあるコストカットで品質もしっかり確保しましょう。
・間取り事例を丸ごとコピー
ここでもいくつかの間取り事例を紹介しましたが、自分のプランに丸ごとコピーしてしまうと失敗する可能性が高いです。
キッチンを例に挙げると、高さや奥行は使う人の身長やお料理スタイルによって適正サイズが変わります。身長160cmの人に合わせたキッチンは、170cmの人にとっては使いにくくなってしまうわけです。
同じことは間取り全体にも言えます。気に入った間取りは必ず自分たちのライフスタイルに合わせて吟味し、アレンジしてからプランに採り入れましょう。
・時間がなくあせっている
転勤や進学などのタイミングに合わせて建てる場合、時間が足りないとプランの作り込みが甘くなり失敗しやすいです。期限が決まっている場合は完成から逆算して、いつまでに何を決めるべきかスケジュールを組み立てましょう。
どうしても時間が足りない場合は、多少お金がかかっても仮住まいを検討したほうが良いかもしれません。あせってプランを適当に決めることは避けましょう。
・遠いハウスメーカーで建てる
遠方への引っ越しの場合仕方ありませんが、営業所が遠いハウスメーカーだと打ち合わせを組みにくく、失敗する可能性が高くなります。
打ち合わせの回数や時間が多ければ良い家になるとは断言できませんが、イメージや意見をすり合わせるにはなるべく多く機会を設けた方が良いです。近くのハウスメーカーだとスケジュールを組みやすいため、プランを作り込んで良い間取りに仕上げやすくなります。
・ライフスタイルの変化を考慮していない
マイホームは数十年スパンで暮らす場所ですから、お子さんの成長や巣立ち、老後の体力やライフスタイルの変化にも対応しないといけません。ライフスタイルの変化を考えず今だけ見た間取りは、10年、20年後に暮らしにくくなってしまう可能性が高いです。
特に現代の住まいは寿命が伸びていますから、30~50年の長期スパンで考える必要があります。建て直しを前提にするのではなく、長く快適に暮らせる間取りを考えましょう。
まとめ:長く快適に暮らせる、理想の「良い家」を建てましょう♪
これからマイホームを建てるなら、耐久性に関わる「木の質」と快適な生活につながる「間取り」にしっかりこだわりましょう。少し手間と時間はかかりますが、じっくり考えることで長年快適に暮らせるマイホームに仕上がります。今回の記事が、理想の住まいづくりに役立てば幸いです♪
茨城県で良い家づくりを目指すなら、私たちエーベンハウスにもぜひご相談ください。材木業を前身とする私たちは、国産の高品質な木材を使った住まいづくりにこだわっています。家事動線にこだわった快適な間取りや老後を見据えた対策など、どんな間取りづくりもお任せください。
茨城県には二階建て・平屋それぞれのモデルハウスもご用意しています。こちらも住まいのイメージづくりに有効活用してください♪
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