平屋のモデルハウス見学には準備が必要│5つのポイントを抑えて効率的に情報収集
新築の計画を始めるとき、「平屋」を希望しているあなたへ、平屋のモデルハウスや完成見学会に参加するときに必要な準備についてお伝えします。
平屋は階段がなく、上下に動く必要がないので日々の移動が楽です。
また、将来的に筋肉が衰えてしまったときもバリアフリーへの対応が取りやすい利点も。
一方で、平屋ならではのデメリットも存在し、できれば建築を開始する前に認識しておくことで後悔を減らし、満足度を上げること望ましいです。
せっかく時間と労力を使って見学会に赴くので、しっかりと事前準備をして効率的に情報を収集しましょう。
- 平屋のモデルハウス・完成見学会で考えておくべき「事前準備」がわかる
目次
事前準備(1)広さ・部屋数を想定する
平屋を見学する前に、あなたに最適な「広さ・部屋数」を想定しておきましょう。
家族構成やくつろぎ方から、どの程度の部屋数が必要か、ひと部屋あたりの広さはどの程度か、おおまかな目安を考えておくことはできます。
「このくらいの広さは必要かな。ダイニングテーブルは置かなくてもいいかな。」
より具体的に考えておくと、見学のときに実際の広さと理想の広さの違いを体感でき、設計段階まで進んだとき現実的な広さ間隔で話し合いができるでしょう。
事前準備で:広さ感覚をつかみやすくなる
平屋を検討する場合は、広さの感覚をつかんでおくことが重要になります。
なぜなら「平屋は床面積を増やしづらい」からです。
2階建ての場合は床面積を増やすとき、1階部分の上に部屋を増やせます。
一方、平屋の場合は床面積を増やそうとすると、外構部分を侵食することになります。
十分な広さの土地を確保できれば問題になりませんが、十分な広さの平屋を建てて、さらに駐車場を含めた外構を確保できる土地を確保できることは少ないでしょう。
床面積を増やしづらい平屋を建てる場合は、土地の選定やプラン作成の段階で、現実的な広さ・部屋数を考える感覚を得ることが重要です。
→関連記事:30坪の平屋を注文住宅で建てる価格と間取り~茨城の平屋でちょうどいい暮らし
事前準備(2)収納量を想定する
適切な収納量を確保するために、「収納量を想定」しておくことも大事です。
あなたの持っている物の量、さらに将来的に増えていく物の量、これらを見学会に参加する前に見積もっておきましょう。
事前に考えておくことで、見学会の最中に「この場所にもっと収納があった方が。ここは収納をなくして部屋の広さを重視したい。」このように、収納について考えることができます。
事前準備で:居住空間と収納のバランスを体感
ひとつめの事前準備でお伝えしたように、平屋は床面積を増やすのが難しい側面があります。
つまり、人が生活するための居住空間に加えて、「収納を増やすのも難しい」ということです。
空間を上手に活用して収納量を増やす手段もありますが、それにも限界があります。
床面積の増減や空間の使い方に限界がある以上、居住空間と収納を満足いく形で両立させるためには、あなたに合った形で上手に振り分けるほかありません。
適切に振り分けるために、参加する前に必要な収納量を見積もり、見学会のときに最大限情報収集できるよう努めましょう。
→関連記事:後悔しない新築収納の考え方|茨城県の家事ラク注文住宅実例
事前準備(3)必要な明るさ・風通しを考える
平屋見学の際には「必要となる明るさがどの程度か」も考えておきましょう。
2階建てに比べると、間取りが南北の方向にも伸びてしまいがちな平屋は、意識しなければ北側が暗くなりがちです。
明るさを考慮せずに建築してしまうと、日中でも暗い場所が生まれて、常に照明をつける生活になることがあります。
同時に「風通し」のことも考えたいものです。
東西南北の壁面同士で距離が生まれやすい平屋では、窓と窓が部屋や壁で区切られて風通しが悪くなってしまうこともあります。
窓を締め切って機械的に換気を行う場合は問題になりませんが、窓を開けて換気をする生活を希望する場合は、風通しのことも考えておきましょう。
事前準備で:採光・通風を実感
実際に見学会に参加するときは、採光・風通しを確保するのが困難な平屋に対して、どのよに対処しているのかを見るとよいでしょう。
例えば、南側の玄関にルーバータイプを用いて、湿気が溜まりがちな玄関に光と風を通すのも手です。
大開口で光や風を取り入れる量を増やすのも手です。
あなたの求めている明るさや風通しはどの程度か、そのために工夫をしてくれそうな工務店か、意識しながら見学すると相性のよい家づくりができるでしょう。
→関連記事:平屋をコの字にするメリット・デメリットを解説│中庭のある暮らし
事前準備(4)理想とする周辺環境を考える
あなたの「理想とする周辺環境」を考えておくことも大事です。
平屋で暮らすとき、メリットでもありデメリットにもなるのは周辺環境です。
1階部分は外部の振動や音が直接伝わりやすく、平屋だと2階に逃げることもできません。
逆に静かな環境の郊外の土地であれば、庭の緑を存分に感じられ、鳥や虫の声に耳を傾けられる機会が増えるでしょう。
外部環境の影響を受けやすい平屋を考える場合は、あなたの理想的な暮らし方に合うのはどんな場所かを想定しておくことをおすすめします。
事前準備で:周辺環境と家の関係を体感
見学会では、「検討している工務店が外部環境と室内とのつながりをどのように考えているか」を見てみましょう。
眺望の開けた環境なら、その方向に開かれているのか。
交通量の多い土地に建てられた家なら、寝室や書斎は道路から遠ざけられているのか。
こういった視点で、周辺の環境をうまく利用できているのかを見るとよいでしょう。
土地の使い方があなたに合っている場合は、満足いく工務店に出会えた可能性があります。
→関連記事:田舎へ移住!どこに住むか考えた?│家と土地の選択肢を解説
事前準備(5)予算を想定しておく
平屋建築では「予算の想定」も大事な要素です。
床面積を確保しつつ、駐車場を含めた外構を作るためには一定度の広さの土地が必要です。
結果として土地取得にかかる費用は、2階建てを予定するより高額になりがち。
さらに、総二階建てと比べると、屋根や基礎にかかる費用が単純に2倍になります。
建築費用自体も高額になるため、十分な資金計画を行うことが重要です。
事前準備で:平屋建築で大切な(工務店の)お金の姿勢がわかる
見学会では、工務店のスタッフと話をする機会があります。
平屋を希望することを伝えたうえで、積極的にお金の話をすることで、資金計画への姿勢をうかがい知ることができます。
また、「過去の施工事例を見る・聞く」ことも大事です。
平屋の施工事例が多ければ、平屋で費用を節約するためのノウハウを持っているかもしれません。さらに、見積もりと最終的な施工費用との乖離が少なくなることも期待できます。
平屋を希望する場合は、一般的に予算が高くなることを認識したうえで、ライフプランや資金計画をしっかり立てることが大事です。
まとめ│平屋のモデルハウス見学は事前準備を!
平屋の建築を希望するあなたに向けて、モデルハウスや完成見学会に参加する前に考えておきたいことや、参加中に意識したいことを解説しました。
平屋にはデメリットがある一方で、多くのメリットがあり、上手に計画された平屋は快適な生活が約束されます。
満足のいく家づくりを行うために、入り口である見学会への参加の際には、しっかり事前準備を行い臨みましょう。
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