無垢フローリング~茨城 自然素材の家~
戸建て住宅で一般的に用いられるフローリング。一言でフローリングといっても様々な種類と特徴があります。
そんな中でも今回は無垢のフローリングについてご紹介します。
■フローリングの種類
・無垢フローリング
天然木の一枚板をそのまま使用したもの
・複合フローリング
↳化粧シートタイプ
何層にもなった合板を接着してある基材の表面に木目調などにプリントされたシートを張り合わせたもの
↳突き板タイプ
基材は化粧シートタイプ同様で、表面に薄くスライスした天然木を張ったもの
↳挽き板タイプ
突き板よりも厚みのある板(一般的には2mm程度)を基材に張り合わせたもの
突き板、挽き板タイプはモノによっては無垢フローリングと区別がつかないようなのもあります。
■無垢フローリングのメリット
・保温効果が高い
空気を多く含んでいて熱伝導率が低い無垢材は、保温性や断熱性に優れ、複合フローリングに比べて裸足で歩いてもヒヤッと感じづらいです。
・調湿効果が高い
梅雨時期は余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな冬の季節は排出します。一年を通してべとつかず静電気を抑える効果もあります。
・経年変化を楽しめる
無垢材は、経年劣化するのではなく経年変化するのが魅力的です。年を重ねながら色味や艶など深い味わいが生まれ、キズがむしろ時の経過を感じさせ風合いとなります。
・オンリーワン
同じ木の種類でも木目・肌ざわりは一つとして同じものは存在しません。例えると人間の指紋のようなものです。贅沢な価値観が味わえます。
■無垢フローリングのデメリット
・品質が一定でない
天然素材のため、品質安定の面では工業製品の複合フローリングに劣ります。
・反りや隙間が生じやすい
調湿効果がある故、伸縮が季節によって発生することも。それが自然素材と割り切ることも大切かもしれません。
・ヒラタキクイムシがまれに発生
人には無害で虫には有害というのはなかなか難しく、人が安全・健康にいられるものは虫にも当てはまりますので、まれに発生する場合があります。
安全性に考慮しつつの害虫対策としては、70℃に達する蒸気式での乾燥(60℃で虫は死滅)や真空シュリンクの上ケースで梱包・保管し施工までの管理などが挙げられます。
2003年に改正された”建築基準法におけるシックハウス対策に係る法令”により24時間換気の義務付けやホルムアルデヒドを発散する建材の使用制限がされて安全性の高い建材を使用する環境になり、同時に虫にも安全な環境が提供された形になりました。
安全性に考慮しつつしっかりと害虫対策を行い、健康な住宅に住むのが一番です。
注文住宅をお考えの方、是非無垢フローリングを検討してみてください。