新築のおしゃれな梁見せ天井実例|茨城の工務店がデメリットと対策も解説
シンプルなお部屋のアクセントとして人気の梁見せ天井、雑誌やテレビなどおしゃれな建築事例でよく見かけますよね。
ちょっとハードルが高そうなイメージがありますが、実は手軽にお部屋の高級感を演出できるおすすめのデザインです♪
今回は実際に梁見せ天井を採用したおしゃれな注文住宅実例を見ながら、メリットやデメリットについても解説します。
ちょっと豪華なオリジナリティあるマイホームを目指している方は、ぜひデザインの一つとして覚えておいてください。
目次
手軽に高級感が出せる梁見せ天井
住まいを支える梁をあえて露出するデザインは、真壁と呼ばれる日本の伝統工法で古くから使われてきたものです。
梁見せ天井は洋室メインになった現代の住まいとも相性が良く、高級感のある内装デザインとして人気です。
平らな天井とくらべて手間や費用が掛かるイメージがありますが、もともと天井裏に隠れている部材を見せるだけなのでそれほどコストもかかりません。
シンプルなお部屋のアクセントとして、オリジナリティのある内装デザインの選択肢として、ぜひ有効活用してみてください。
梁見せ天井のメリット
・おしゃれなアクセントになる
フラットな天井より立体感のある梁見せ天井は、お部屋のおしゃれなアクセントになるのが大きなメリット。
梁のカラーや露出するサイズなど、デザインのバリエーションも豊富です。窓枠やフローリングなど、木部のカラーを統一するのもおしゃれですね。
梁にダクトレールを付けてライティングにこだわるなど、デザインバリエーションも豊富です。
・天井高をアップできる
本来梁の下になる天井の位置を高くできるため、お部屋全体の開放感が大きくアップするのも梁見せ天井の魅力です。
特に天井の面積が大きいリビングでは、実際の床面積より広く見える効果が期待できます。
20センチ程度天井高をアップできるケースも多く、実際に体感すると数字以上の広さを感じることができますよ。
・吹き抜けと相性が良い
二階までの大きな吹き抜けと梁見せデザインは、おしゃれなデザイナーズハウスで定番の組みわせ。
梁が見えることで住まいの力強さが伝わり、空間の高さを強調してお部屋を広く見せてくれます。
吹き抜けの広いリビングを検討する際は、もともとの梁を上手に活かして空間のアクセントにしてみましょう。
梁見せ天井のデメリットや注意点
・ホコリが溜まりやすい
吹き抜けと梁見せデザインを組み合わせる場合、梁の上面にホコリが溜まってしまうのはどうしても避けられません。
2階から梁を見下ろせる間取りの場合、ホコリが溜まった状態が見えて不快な思いをする方が多いようです。
頻繁に脚立で掃除するのはなかなか大変ですから、ホコリが気になるなら天井にピッタリ梁を付けるデザインにするのがおすすめです。
・シーリングライトは使いにくい
梁見せ天井は一般的なシーリングライトとの相性があまり良くない点は注意しましょう。
天井にピッタリつけるシーリングライトは、梁に光を遮られるため影ができてお部屋全体を均等に照らすのが難しいです。
ダウンライトやダクトレール照明などを使い、多灯ライティングプランで明るさを確保するのが良いでしょう。
配線や器具代など少しコストはかかりますが、明暗のついた素敵な雰囲気のお部屋になりますよ♪
・冷暖房効率が悪化する
天井が高くなる梁見せ天井は、お部屋全体の体積が増えるため冷暖房効率が少し悪くなります。スイッチを入れてから適温になるまでの時間が少し長くなるイメージです。
対策としては、ペアガラスや高断熱仕様の住まいを建てるのが効果的です。住まい全体の断熱性が高ければ、多少空気の体積が増えても冷暖房効率はそれほど気になりません。
天井のシーリングファンで空気を均一に保つのもおすすめの対策です。お部屋のおしゃれなアクセントにもなり、デザインの邪魔をしないのも良いですね。
・上下階の音が伝わりやすくなる
梁見せデザインは天井と二階の床が近くなるため、足音や話し声などが上下階で伝わりやすくなる点もしっかり対策すべきポイント。
リビングと寝室など生活時間帯がずれて生活音が気になる部屋同士は、なるべく上下階で重ならないように工夫しましょう。
普段の起きている時間帯であれば、家の中で家族が過ごしている音はそれほど気にならないはずです。
おしゃれな梁見せ天井のある注文住宅実例
実際に梁見せ天井デザインを採用した注文住宅をいくつかピックアップしてご紹介します。
実例①
オープンキッチンやリビング階段を組み合わせた広いLDKに、アクセントとして梁見せ天井を採用。キッチンや建具と梁のカラーを統一し、お部屋全体に上品な高級感を演出しています。
構造上必要になる柱も、梁との一体感で「邪魔なもの」という印象なくスッキリ仕上がりました。
二世帯間取りのもう一つのLDKも、梁見せアクセントでシンプルな空間を引き締めています。
【事例詳細】自然に佇む二世帯住宅 シリーズ/ALBEROVIVACE
実例②
縦長リビングに対して横方向の梁だけを見せるシンプルなデザインです。
シンプルな間取りですが、等間隔の梁とダウンライトの組み合わせてモダンな印象に仕上がりました。
事例③
二階の床がない平屋の特性を活かし、勾配天井で大胆に梁を露出したおしゃれなリビング空間です。
リビングは高い天井で開放感を出し、ダイニングキッチンはフラット天井でしっかりゾーニングしています。
狭さや暗さを感じることが多い玄関も高い梁見せ天井にして、広々とつくりました。
梁見せ天井でよくあるギモン
新築注文住宅で梁見せ天井を選ぶ際、気になることが多いポイントをまとめました。
・建築費用は高くなりますか?
梁見せ天井で建築費用がアップするかどうかは、ハウスメーカーや工務店がどのような木材を使っているかによって変わります。
木造住宅には梁が必ずあるので、天井の位置を少し高くするだけで梁見せデザインにすることができます。ただし海外からの輸入材など品質の低い木材を使っている場合、見栄えが悪いためそのまま露出するのは難しいでしょう。その場合グレードの高い木材に差し替える必要があるため、建築費用がアップします。
もとから品質の高い国産材を使っていれば、天井の位置を変えるだけなので余計な費用は掛かりません。梁見せ天井を選ぶ際は、私たちハウスメーカーがどんな木材を使っているかに注目してみてください。
・耐震性の心配はありませんか?
梁が露出する大きな吹き抜けの間取りを検討する際、住まい全体の耐震性への影響を心配する方も少なくありません。
結論としては、梁見せデザインが特別耐震性で劣るということはありませんので、ご安心ください。
現代の住まいは建築基準法で最低限の耐震性能が定められているため、地震に弱い家はそもそも建てることができません。絶対に地震で倒れないというわけではありませんが、梁見せ天井も条件は同じですので、特別な心配は不要です。
住まいの耐震性については、私たちハウスメーカーオリジナルの取り組みが重要になってきます。構造や木の品質などにも注目してみてください。
まとめ:おしゃれな梁見せ天井は、木にこだわるハウスメーカーで
素敵なアクセントになる梁見せ天井は、木の品質にこだわることでさらに美しく見せることができます。
美しい国産材を使っているハウスメーカーや工務店なら特別な費用もかかりませんので、木にこだわる会社を選んでみてください。
私たちエーベンハウスは、茨城県旧八郷地区で創業した材木屋「入江産業」を前身とするハウスメーカーです。
材木流通のノウハウを持つ強みを活かし、高品質な国産木材をリーズナブルな価格で提供しています。
温かみのある本物の梁見せデザインをはじめ、無垢材を活かした家づくりならお任せください。
茨城県石岡市には木の品質を活かした自社モデルハウスもご用意していますので、こちらもお気軽にどうぞ。
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