こんにちは。
いよいよ今注目の補助金「子育てグリーン住宅支援事業」の新築の交付申請が始まりました。公表されてからずっと注目を浴びているのが最大の補助金交付額160万円のGX志向型住宅です。
ここ最近の国の補助金は若者世帯、子育て世帯に限定されているものばかりでしたが、長期優良(80万円)やZEH水準(40万円)の住宅は引き続きその世帯が対象ですが、GXは全世帯が対象となっています。(長期とZEH水準は解体工事が絡む場合は20万円が加算されます)
GXとはグリーントランスフォーメーションの略で、エネルギーの安定供給や地球温暖化による気候変動の深刻化を背景に注目されている脱炭素化社会を構築しようという取り組みで、つまりGX志向型住宅とはZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型の住宅のことを指します。
具体的な省エネ性能としては断熱等級6、太陽光を除く一次消費エネルギー削減率が35%以上、太陽光を含めて100%以上、HEMSコントローラーの設置が条件となっています。これがどのくらいの性能なのかというのはなかなかイメージしづらいかと思いますが、これらの性能を満たそうとするとコストがそれなりにかかります。なので逆に言うと160万円もの補助金が出るということです。つまり、国はそれなりの補助金を出すので、脱炭素化社会を目指すのにこの性能の家をぜひ建てて下さいねということです。
数値の比較をすると、ZEH水準の家が断熱等級5で一次消費エネルギー削減率が20%以上です。この断熱性能をアップするのもそうですが、一次消費エネルギー削減率が1.75倍なので、なかなかここが難しいところなのです。
それらを簡単にクリアするのに高性能がハイブリッド給湯器などがありますが、それらもなかなかにコストがかさみます。また太陽光も必須なので、その分もコストアップになります。ただ、考えようですが普通にそれらの性能の家を目指すだけだど、コストアップですが、今回の補助金を利用すればかなり負担減で建てられるというわけです。
弊社も現在GX志向型の住宅を建築中でして、無事に交付申請を行いました。今回の補助金はGX志向型とその他(長期優良・ZEH水準)の補助金で予算が分けられていて申請も3回に分けて行うみたいですが、1期目の申請が今日現在でその他の補助金が申請率6%に対して、GX志向型は40%になっていました。注目度合いがはっきり数値に出ていました!※それぞれ予算と補助金額が違うので%だけでは比較できませんが計算してみたら違いが出ていました。
いづれにせよ注目されているGX志向型住宅。予算に限りがありますので、住宅検討の方はぜひ参考にしてみてください。