地域計画

こんにちは。またもやブログが疎かになっていました。

先日は鉾田市で地鎮祭がありました。おめでとうございました。

今回の土地は農業振興区域といって、農業を計画的に振興・発展させるために農業土地を確保すべき土地に指定されている区域です。原則は農地転用は禁止されていますし農地以外の開発もかなり厳しく制限されています。ここのエリアに入っていると建てられるとしてもかなりの時間を要してしまいます。

実際にこのお客様が弊社にいらしたのは２０２４年１月ですからすでに１年半以上経過していることになります。とはいえ着々と進みまして先日無事に地鎮祭の運びとなりました。建築確認が下り次第着工となります。

そしてこの建築確認申請も今年の４月には法改正が行われ、審査内容が増え手続きも煩雑になり、これもまた時間がかかる要因となっています。いまは４月当初よりはだいぶ改善されたとも聞きますが、法改正以前は２週間前後で確認申請が下りましたが、法改正されたばかりは審査機関も不慣れなこともあり２～３ヶ月程度かかったなんて話も聞きました。

また今回の土地とは関係なかったですが、また新しいものが策定されました。「地域計画」というもので農振区域とは別で地域の農地を守るという趣旨でその計画内に入っていると農地転用の前に一個手続が必要になりました。これまでよりさらに手続に時間が要するようになってしまいました。

昔はこれに限らず、法やルールが明確になかったので言葉悪いですが好き放題といいますか楽といえば楽だったのでしょうが、現代ではそうはいかなくなってしまいました。将来を見据えた色々な施策なのでしょうが、当事者たちはかなりの負担にはなっています。

この住宅業界においてはただでさえご契約から着工して完成するまでに時間を要します。上記に記載したことが重なると着工までにまた更に時間を要することになります。それでこの値上げの時代ですから建築会社としては実行予算が難しくなってくると思います。

こういったことがあるので、直前であたふたしてしまっては仕方ないのでしっかりとリスク管理と予測をしてお客様に負担がなるべく少なくなるようにしていきたいと思います。

これからも「顧客最優先主義」で取り組んでいきたいと思います。