お通夜
皆さんおはようございます。
今日は、悲しい雨です。
私の叔母さんのお通夜です。
叔母さんは親父の妹で、とにかく兄貴思いの元気な人でした。
私は従兄弟の歳も近いこともありよく遊びに行っていました。
とにかく何時も元気(パワフル)で、お人好し、世話好き、面倒身がよく、キレイ好きな人でした。
私は実家の長男ということもあり、本当によく可愛がっていただきました。
女でありながら、男気風の性格ですべてに平等な人に好かれる人でした。ですから亡くなってから顔を見に来てくれるかたが、大変多く皆さん悲しみにくれて涙を流していました。
人間なくなった時にどれだけの人が涙を流してくれるかが、その人の生きてきた証だと言います。
素晴らしい人生を生きた叔母さんに敬意をはらい、ご冥福を心からお祈りいたします。
ここで、通夜の意味を少しお話しいたします。
仏教の通夜は故人の成仏を祈る事ではなく、故人とのお別れの最後の夜ということで、かつては大夜(たいや)といい大事にしてきたことです。
故人との別れに集まった親しい人々が故人の遺体を取り囲み、故人の思い出話をして語りあう夜のことであります。
起源はお釈迦さまの入滅後、悲しんだ弟子たちが遺体を見守りながら、お釈迦さまが生涯をかけてお話された、お説法を弟子たちが夜通しお互い聞き合ったことによると故事にあります。
本来、通夜は僧侶から故人の死をご縁にして、日々の生活で薄くなっている仏様の教えを夜を通して聞かせていただくことを主旨とするものであります。
時おり来て涙を流してくれる人よりも
毎日そばにいて汗を流してくれる人にもっと感謝しなさい。