東日本大震災
おはようございます。
今日は曇りです、少し過ごしやすいかもしれません。
記憶に新しい東日本大震災ですが、この時ばかりは何をどうしてよいのか分からず情報の大切さを感じました。
私の母屋は親父が30年前に建てた日本家屋の化粧造りで神社のような瓦葺で棟が19段も重なっているような建物です。現場から帰る途中震災の影響で交通渋滞になり帰宅したのが21時頃だったと思います、家に着いた私は唖然としました、母屋の瓦がほとんど落ちていて、隣近所も瓦が散乱していて、大谷石の塀などは倒れて道路をふさいでいるし、まるで映画で観たような悲惨な光景でした。
電気は使えず、水道も出ません、余震は夜中に何回も起こるは、寒くて眠れないはで、明日がこれほど不安になったことはありませんでした。
私の地域はライフラインが正常に機能したのは5日後でした、地域のために何か出来ないかと考え、我家も含めて水が一番だと思い、この地域は井戸水を利用していることを思い出し、発電機を友人の建材屋から借りてきて井戸ポンプを動かして水をくんであげました。みんな大変に喜んでくれました、幸い会社も井戸水を利用していましたのでほしい方に配ってあげました。
人間水がないと生きられません、この時ほど水の大切さを感じたことは有りませんでした。その後深井戸をもう一本掘りもしもの時に備えました。
それと、燃料の大切さも感じました。車もストーブも燃料がないと役に立たず特に車の燃料は5~6時間ならんで20リッターくらい売ってももらええるもがやっとでした。
これまでの仕事、生活環境、ご縁、家の歴史などの考え方が一変した出来事でした。
今生きていられることに感謝です。