東京勉強会
こんばんは。
昨日はエーベンハウスはお休みでしたが、私は東京で経営勉強会でした。
昼間は晴天でしたが夜は雨が降りました。
昨日は中塾の特別ゲストで建築家の「栗生明」先生が講師でした。
先生が手がけた作品は多数で、黄島神殿、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館、植村直己冒険館、伊勢神宮「せんぐう館」など多数ございます。
まずはじめに名刺の肩書きにふれなぜ建築家としか書いてないかといいますと(・・・・家)は資格がいらない職業だと説明しました、それは設計士と入れると1級2級のしかくが入りますが建築家には国家資格は無いというのです。政治家、冒険家、陶芸家、評論家、作家、などです、先生いわく家を付けることにより会社と違い自分が前面に出ることにより責任がついてくるということです。
ですから今日の経営者のテーマ「志をたて、覚悟を決めて、決断して、断行する」事が大切なのだと。
日本の建築を景観10年、風景100年、風土1000年とだいしています。
1・古さと新しさ 宗方姉妹の言葉のやり取りに妹「お姉さんはふるいのよ。古い、古い。」
姉「あんたの新しいということどういうことなの?」「あたしは古くならないことが新しいことだと思うのよ」
「本当に新しいことはいつまでたっても古くならないことだと思っているのよ」
2・身体性 人間にとって「環境」とはなにか? 生老病死(釈迦) 生身の人間
3繕い もったいないは美しい(ワンガリ・マータイ) 日本の伝統、継ぎと再生の遊び心
そして東日本大震災に感じたもの 母性=伊勢神宮アマテラス(女の神様)
1いのちをつなぐ・・・子孫を産み育てる、自然を畏敬する身体性の重視
2生活をつなぐ・・・ふるまい、営み、習慣、礼儀、文化をつなぐ
3記憶をつなぐ・・・歴史をつなぐ、時間をつなぐ
伊勢神宮は「母なるもの}の象徴
フィジカル・サスティナビリティ(自給自足、地産地消、エコロジー)+ソーシャル・サスティナビリティ(祭祀、式年遷宮、奉賛)→空間と時間のサスティナビリティ
神と人間のコミュニケーション
自然(神)に対する「祈り」+自然(神)とともに在ることの「歓び」
→過去、現在、未来・・「つながりへの確信」
伊勢神宮は日本の建築美学の原点空極のサスティナブル・デザイン
この講演を聞き私の住宅への考えが正しいと思いました。