上棟式
おはようございます。
今朝は曇りですごしやすい気温です。
今日はつくば市で Ⅰ様邸の上棟です。
無事上棟できるよう工事安全祈願いたしました。
先日地鎮祭を行いましたので
少し地鎮祭のお話と上棟祭のお話をいたします。
まず地鎮祭ですが
「とこ鎮めの祭り」といいまして
土木、建築などで土をいじる時、
その土地の守護神である「大地主神」「氏神」様を鎮め
土地を利用する許可をいただく儀式です。
神式の場合、土地の中央に4本青竹を立て、しめ縄で囲み
祭壇の上に神籬(ひもろぎ)、お札、清酒、塩、野菜、
海の物(尾頭付き魚)をお供えして神主様にお祓いしていただき
工事安全、家内安全を祈願いたします。
次に上棟式ですが由来は地方によりいろいろあります。
ここでは私が30年位前に年配の棟梁に聞いたお話をします。
昔、高名な棟梁がいました。
その棟梁が建前の前日
(15年位前までは上棟前の建て方が2~3日かかりました)
にミスに気づき、肝心なところの柱を短く刻んでしまい悩んでいたところ
娘(奥さん)から「枡を使ったら…」と言われ桝を使い
事なきを得たのですが
当時、女性が棟梁に意見するなどとはありえないことでしたので
世間体を考え、娘(奥さん)殺してしまいました。
その罪を悔い、弔うためにと女性の化粧道具
「口紅、鏡、かんざし、おしろい、こうがい、かつら、くし」を
棟に飾り供養したのがはじまりだそうです。
五色の旗を上げるのは十二単(じゅうにひとえ)を
意味しているそうです。
また、表鬼門、裏鬼門には竹破魔弓を作り、鶴と亀の矢羽を飾り
家の末長い繁栄をお祈りいたします。
「建前」ですがこの呼び方の由来は本音と建前から来ているそうです。
最近は簡素に行い、お札、米、酒、鏡餅、上棟一式などを
ご用意いただき無事上棟までのお礼と完成までの
工事安全、施主様ご家族の
ご健康とご繁栄をお祈りするのが通例です。
しかし、必ず行わなければならないという事ではありません。
あくまで施主様の気持ちです。
当社の無垢の家「本当の本物の家」をぜひ一度ご覧ください。