長期間での証明

今時代の進化と共に、住宅も進化して様々な建材や工法が出てきています。

構造材でいえば集成材、新工法、断熱材、サッシの種類もそうです。

出てきてから数年のもの、長くても数十年でしょうか。一つのものに限らず新しい建築工法というものは、実際にその手法工法で建てられた建物が百年単位で証明されているわけでは

ありません。長期間の耐性については、あくまで理論上のものになります。また実験なども正直に有利に働くようにしている場合もあると思います。

さまざまな研究はされていますが、実地で時の試練を経ているわけではないので、予想できないことも出てきます。

実際には日射量が多かったり、潮風が多かったり、裏山で湿気が多かったり、現実の住宅環境では、予想外の劣化が進むこともあり得ます。

ただ今日これだけ地球温暖化が進み、自然災害が勃発し、昔から想像できないことが起きていて、同じような条件で考えるのも難しいところです。

実際の色々な条件が重なり起きる現象があります。

以前の記事でも述べましたが、昔からの歴史が証明している事実と、新しい工法をいかにうまく組み合わせるのかが重要です。

昨今これだけ断熱化が進み、夏は涼しく冬は暖かい住宅が求められている中で、その一点だけ求めていくと結露や腐朽、シロアリなど様々な問題が絡んできます。

何が適正で金額も妥当なのか、お客様目線でこれからも住まいづくりに励んでいきたいと思います。

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