信頼関係
色々情報がありふれている中で、本当にお客様の判断が帰って難しくなっていると思います。
色々情報を見て選択肢の幅が広がることはもちろん良いことなのですが、その分余計な情報もありその分誤った判断をする場合もあるということです。
昔はネットなんてない時代は口コミや知人の伝手が頼りで家を建てていたと思います。なので昔は大工さんで建てる方も多く、地場産業と言われるゆえんかと思います。
逆に作り手側の方も今はいろんな建材がたくさん出てきて、現場での納め方や効率化が図れるようになったと思います。(昔を経験しているわけではないのであまり知りませんが、、、(笑))
プレカットなんかもそうですよね。手刻みが少なくなり、工期短縮と精度が高くなりました。
自動車みたいに車種が最初から決まっていて同じものを工場で何台も何台も生産するのと違い、完成形が一つ一つ違い、決まった仕上げばかりではいかないのが住宅の難しいところでもあり
それを考えて納めるのが作り手の見せ場でもあり醍醐味です。
お客様はいろいろな工法や作り方いろいろな建材の種類が出てきた今、それをネットを使ってありとあらゆる情報を取得し、自分たちで判断していく必要があります。
正直1から10まできちんと何から何まで理解するのは難しいかもしれませんね。
住宅は決まった形がないということは、比較もしづらいということです。また車の例を出すと、ディーラーはあくまで販売店なので、同じ車種を~店と~店どっちで買っても同じわけです。
なので、最終的には金額勝負になったりする場合が多いのではないかと思います。
住宅はあれだけのボリュームがあり、色々な素材、建材がある中で同じつくりのものは存在しません。なので単純に金額比較が難しく、また何をもって良い悪いも人によってさまざまです。
綺麗ごとにも聞こえてしまうかもしませんが、結局最後は人で選んでもらえるかどうかだと思っています。
家は機械でつくるものでなく、現場で何十人の業者・職人が一体となってつくり上げていくものです。家は現場でつくるもの。それはどんなに大きなハウスメーカーも中小工務店も最終的には同じです。人の魂、気持ちがそこにあります。
そしてメンテナンスフリーのものなどないので、アフターの面でもサポートが出来るように心がけています。
人間みんなから好かれるのは無理ですし、もちろん無理に好かれようとも思っていません。
ちなみに前の会社でよく社長がおっしゃていた言葉があります。人に好かれる法則「誠実、知的、信頼、親切、ユーモア」
今までのお客様は特に私のお客様は私たちの家づくりの思いに共感していただいた私たちの人柄に惚れて
頼んで下さる方がほとんどだと思っています。信頼関係が一番だと思っています。地元企業ですしなおさらです。
私たちも人間ですから、そういうお客様に対してよくしてあげたいと思います。お客様がそう言ってくださることは本当にありがたいことですし、その気持ちにこたえてあげたいです。
棟数に関係なく、私たちの仕事は売ることではなく、一人一人のお客様に寄り添った家づくりをしていくのが仕事です。
需要が増えれば、もちろんそれにきちんとお応えするまでです。それがまた次の仕事につながれば何よりです(^-^)
最後に、、、
去年のお客様からもご契約前にこんな言葉を言われました。
「入江さんまだ若いから、先が長いということでアフターも含めて安心できると思ったのが決め手です」と、地元で商売をしていくということはこういうことだなとしみじみ感じた場面でもあります。
結局家づくりも最後は人と人のお付き合いになると思っています。「入江さんに家づくりをお願いしたいです」そう言ってもらえるような人間になりたいなと思います。
建築に関してはもちろん、人間力も鍛えられるよう日々精進していきたいです。